朝の地震騒ぎ(幸い震度2で世の中に被害などはなかったようだけど、我が家では大騒ぎだった)のあと、予定通り朝一で献血に行ってきた。

本来は10時からの開所なんだけど、献血者がいっぱいになるので、いつも10分前に受付に行っている。
今朝は少し早く、9時40分に駐車場に着いた。
そこから献血センターまでは200メートルほどだから、2,3分か。

昨日、ソフトボールでヘッドスライディングしたせいで擦りむいたひざが痛く、ズボンがこすれにくいようにゆっくり歩いていると、アーケードのところで献血センターの所長さんが「献血にご協力お願いします」と、声掛けをされているのが見えた。
「へぇ、早くから頑張ってはるなぁ」とか思いながら歩いて行くと、50メートルほど手前で所長さんが私を見つけられた。

「やぁどうも、おはようございます。いつも早くからありがとう。日曜日に来ていただくと、うれしいんですよ。」と、まだ離れているのに声をかけてきてくださった。

意地悪な私は(実は少し照れくさかったので)「所長さん、おはようございます。早くから精を出されていますね。見つけてくれはったのは嬉しいですけど、献血に来たとは限りませんよ。」
「またまたぁ、アンドウさん、顔に『献血にきました』って書いてますよ。」
「え?ばれたらしゃぁないですわ。ぼく、献血が病み付きですもんね。まだ40分だから少し早かったでしょうか?」
「いえいえ大丈夫ですよ。もう受付準備できてますから、受付へどうぞ~」
「わかりました。それでは頑張ってきます!」

受付に入ると、所長さんはああおっしゃっていたが、やはり私が一番乗りでした。
ああ、気分がいい~

受付を済ませていると、若い男女がぞろぞろ上ってきた。
上ってきたというのは、献血センターはビルの2階と3階にあるんですね。
受付は2階なんです。
へえ、今日は朝早くから学生風の若い人たちが団体で献血に来たんやぁ、とか思っていると、そうではなかった。

彼・彼女たちは、大学生のボランティアだった。
センターの前や大手筋商店街のあちこちで「献血の呼びかけ」をするために集まってくれたとのこと。
なかなか、感心感心。
もちろん、自身も献血する学生だっているでしょうね。

おまけに、女子学生たちが、私のように献血に来た人たちにお土産を準備していてくれた。
ハローウィンが近いから、例のかぼちゃを模した絵を描いた袋を作ってくれていて、その中におやつが入っていた。
嬉しいですよね。
ボランティアとして頑張っていることそのことも嬉しいし、こうして協力者が喜ぶようなちょっとした気遣いをしてくれていることも嬉しい。
すごく、気分が良かったですね。

はぁ、肝心の献血のほうはというと、もちろん今日も成分献血だったが、針が飛び上がるほど痛かった!!
そりゃあ針を刺すんだから、いつも少しは痛いけど、全く痛くないときもある。
ところが今日は運が悪くというか当たりが悪く、いや、痛点にズバッと当たったんでしょうね、今まで人生で注射針の痛い経験としては一番痛かった。

マジ顔をゆがめて、歯を食いしばって、ベッドで寝てる足が持ち上がったほどだもんね。
処置をしてくださった看護師さんが、思わず「ゴメンネ、痛かった?」と慰めてくれたほど。
顔が笑ってはったことは、言うまでもない。
私がMであることは、看護師さんたちも知ってはるからね。

もしかしたら、いや間違いなく、あのせいだ。
何かというと・・・

私は、かなりの回数、大手筋の献血センターへ行っているから、スタッフや看護師さんの顔を良く知っている。
で、今日担当された方が、珍しくメガネをかけてはった。
「ありゃ、○○さん、今日はメガネしてはるやん?いつもしてないでしょ?」
「そうなんですよ。今日は朝から目がしょぼしょぼして少し視界が悪いからかけてるの。」
「そうなんや。けっこう似合ってるよ。そのほうが、知的で可愛くていいんじゃあない。」
「まあ、ありがとう。それじゃあこれからずっとはめとこうかしら。」
「ははは、社交辞令ですがな~」

きっと、間違いなく、最後の一言が余分だったんだ。
だから、ちょっとムッとされて、メガネのおかげで「ここに刺せば痛いはず」という点が良く見えたんじゃあないかな。
「このオヤジ、朝からペラペラしゃべりやがって。喜ばしといて最後に落すか。ちょっと懲らしめてやれ」てなもんでしょうか。

でもねえ、私は痛いことは全然平気だからね。
っていうか、嬉しいぐらいですから~
ただし、ギャグが滑って痛いのや寒いのは、結構こたえるけどね。

そんなこんなの献血が済んだ後、すぐ近くにある「志津屋」に寄って、ペッパーカルネ・カスクート・アンドーナツの3種の神器を買って帰って、昼食に腹いっぱい食べましたよ。
なんか知らんけど、献血の後ってお腹が空くんですよね。
その3個に冷蔵庫にあったポテトサラダ200グラムぐらいを加え、バナナジュースを作ってコーシーを落として、デザートにみかんとバナナを食べたら、ウエストが5センチは伸びたやろっちゅうくらい、お腹がふくれた。

あまりの苦しさに少し横になったら、この一週間の寝不足が(6日間で睡眠時間は15時間ほどだった)一気に来たんでしょうね、目が覚めたら牛になってた(ウソ)、夕方4時だった。
こんなこと久しぶり~
スッキリして、夕方からは絶好調です。

昼寝したから、今夜は寝られないだろうな・・・
することないなぁ。
読書の秋を楽しみますわ。