今朝の読売新聞16面に、ユニクロつまりファーストリテイリングの柳井会長の著書「成功は一日で捨て去れ」に関する取材記事が載っている。
もちろん、本はまだ読んでいないし、おそらく読まない。
だけど、その記事の中身に興味を持った。

会長の高い目標に惹かれた。
「本当に良い服は国境を、民族や文化の違いを越える」
「われわれは繊維、服、小売の歴史を塗り替える」

素晴らしい!
そりゃぁ、社員もみんな共感するでしょうね。

しかも、口先だけではなく、本当にそういうことを考えて実現させようとされている。
だからこそ、数年前の爆発的なフリースブームの後の危機を克服したんだと。

社員一人ひとりがその目標や理念に共感を覚えた時、現場を含めて自ずと意識から態度まで徹底できるよね。

ホント凄いと思います。

それだけにとどまらず、社内に大学的なものを開設するということ。
ファーストリテイリングを仕事と教育が一体化した人材創出企業に変えて行きたい、と。
本当に良い服を作って社会の役に立ち、世界に通用するビジネスマンを送り出していく、と。

ただ、安い服を作って、売って、儲ければそれでいい、ということではないんだって。

早稲田の学生やOBたちが、マネーゲームで株価を操作して数十億円とか数百億円稼いで逮捕されたというニュースがあるけど、基本の理念が違うよね。
金儲けが目的か、そうではなく高い目標があってそれを達成するための手段の一つが金儲けなのか。

私は単なる一人の行政書士。
平凡な人間だ。
でも、漠然とではあるが、ある目標がある。

柳井会長とは立ってるステージは違うけど、じゃあ私が立ってる行政書士という世界で何をどう変えることができるんだろう。
こんな書き方だと、現状の行政書士会がよくないように読めてしまう。
変えないといけないように読めてしまう。

でもそのとおりだからね。
それは、自分たち内部もそうだし、世間からの評価もそうだろう。

高い目標を立てて、それに向かう崇高な理念を掲げて、みんなに訴えていくことでまず内部から変える。
そして、世間つまりまわりの行政書士に対する「見方」を変えていけるかもしれない。

もちろん、自分ひとりがそんなことを思っていても、いや、ただ思っているだけでは何も変わらない。
いつかどこかで何かの行動を起こさないとね。

幸い、同様の考え方をもっている行政書士も少なからずいるようだし。
そういう力が結集すれば、そこにバリバリできてても仕事として割り切って会には興味が全くないという人たちも巻き込もことができれば、ドラスティックに変わる可能性はある。

もしそういう日が来れば、全体のパイは飛躍的に拡大するだろう。
そうすればみんなが稼げて、余裕も生まれ、くだらないことに手を出すやつはなくなり、「プラスの連鎖」が続くんではないだろうか。
柳井さんのいう、自分や自分の会社だけが儲けてよくなることではなく、社会を変えて行きたいという理念に倣って、行政書士全体がよくなればその結果「法の不備」や「法曹制度の漏れ穴」を埋めて、本当に困ってる人たちの手助けができるだろうし、結果自分たち自身の心も財布も豊かになっていくであろう。

ちょっと楽観的過ぎるか?

そんなことはないよね。
楽観的、すんごく強気、超前向き、明るい建設的な考えだけが、前進する力になるはずだから。
今後は常に心のどこか隅っこに、こういうことを思いながら精進していこうっと。

あなたの期待を裏切りませんよ。
きっといつか応えてみせますから。
あなたって誰やねん?という突っ込みは、そう突っ込んだあなた達のことです。

よし、今夜はオリオン座流星群のピークだ!
流れ星を見つけよう~
星に願いを~

って、結局他力本願、他人任せかい!