明日は大型の台風18号が近づいてきそうですね。
災害は忘れた頃にやってくる、ではなく依頼の話です。

時々あるんですが、電話でもそうだし事務所に来られたりこちらから訪問したりして面談した場合でも、その時は話だけで終わるということが。

もちろん、「是非やらしてください」とか「さっそくとりかかりましょう」とかそういうクロージングっていうのか、積極的には言わないからでもある。
もちろん、お願いされれば「今から動きます」と、誰よりも早く仕事をこなすけどね。

さて、暑かったから去年の夏ごろかなぁ、ある依頼者(依頼されていないから相談者か?)から電話があり、田辺のほうまで車で走ったことがあった。
現在の個人形態から株式会社を設立する、そしていくつかの許可を絡めるというものだった。
事前に必要書類リストなんかを用意して手渡した上で、あれこれ説明し、特に商号・目的・出資金・役員などなど定款の内容が決まったら連絡くださいねと伝えて帰った。

実は、その際、現状での未収金やその他の相談も受けて、それらは司法書士を紹介したり私が処理したりして数ヵ月後には解決していた。
あれから、もう1年経過したんだなぁ。

その後、こちらから「会社のほうどうなりましたか?決まりましたか?」なんて連絡は一切しなかった。
先方からもそれに関する連絡はなかった。
ただし、年賀状、暑中見舞いとも送ったし、先方からも返ってきていた。

昨日の夕方、聞き覚えのある声が携帯電話から聞こえてきた。
着信の段階でディスプレイに先方の名前が表示されているから、誰からかは分かっていたけど、声はまさしくそうだった。

去年の件がようやく決まったと。
「いろいろあって、そのままにしてあったけどお願いできますか?」とえらい恐縮されている。
「もちろんですよ」と即答し、「明日午後伺います。まずは設立しちゃいますので印鑑証明2通だけとっておいてくださいね。」と電話を切った。

その依頼の件を完全に忘れていたということはない。
ただ、日常に流されていて、意識していなかったことはそのとおりだ。

でもねぇ、時々あると最初に書いたけど、なるべくしてそうなったんですよね。
偶然なんていうのは無くて、それらは全て必然なんだとよく聞いたりするけど、そのとおりだと思う。

とはいっても、いつでもそうやって消極的にするという意味ではない。
ケースバイケースで、一歩引いても後で必ずまた出会うということですね。

雨が強くなりそうだけど、朝の予定を早めに済ませて、昼からはちゃちゃっと話を進めて、書類を揃えてビシッと決めますね。