最近出店が多く、国道沿いでよく見かける「情熱ホルモン」という店。
事務所から歩いていけるすぐ近くにも、1年ほど前だったかオープンした。

国道1号線に面していてオープン前から気になっていた。
赤と黒で色分けした外観に「ホルモン290円より」という目立つ表示。
誰でも眼を引くはずだ。
だって、警戒色ですよね。

オープンしてから何度か食べに行ってみたが、いつも行列であきらめて他の店に行った。
だって、並んだり待ったりしてまでは絶対イヤだから。

昨日6時ごろ事務所に戻る際、ちょうど前を通りがかったら、お客さんが誰もいなかった。
すぐに「チャンスや」と思い、女王様と高校生の三男に電話をして、行くことにした。
上の二人は遊びに行って京都にいなかったからね。

息子は秋の文化祭の準備で7時まで学校にいるとのこと。
しかも、友達も一緒に行ってもいい?と聞いてくるので、「もちろん。何人でも連れて来い」と答えた。
電話の向こうで歓声が聞こえている。
「やったぁ。オヤジ、サンキュー。でも席は別やで」
なんでやねん。やっぱそうなっちゃいます?

なんせ、290円の店だし、全く心配いらない(と思っていた)からね。
あとでチョッと後悔じゃあないけど思ったより高くついたのはご愛嬌ですな。

炭で焼くから煙だらけになって食べた。
案外いけたなぁ。
どうせ290円だし、固くて臭くてダメダメな肉やろ、なんて考えていたけど、そうではなかった。
焼きセンマイだけはダメだったけど、上ホルモン(他の店ならホソですな)やテッチャンはわりといけた。
仕上げに食べた激辛ホルモン鍋に最後ご飯を放り込んで、全員「まいう~」
これなら次もアリかもね。

結局腹いっぱい食べて、頭数で割ると一人4千円ほどになっていた。
え?2千円ほどの腹積もりだったから、チョッとビックリした。
普通の焼肉と変わらない金額だね。
思わずレジのバイトの子(女子大生で1回生のメッチャかわいい子)に聞いたもんね。

「どう?かなり食べたほうかなぁ?」
「お客さん、すごいですよ。私が見た中では一番食べてはります。二人できて支払いが2千円ほどのお客さんも多いですから・・・」
「そうなん?ま、美味しかったからね。それに今日は高校生が何人かいたからさ」
「え?高校生なんですか?私より上だと思ってました。」
「息子とその友達なんよ。みんな脳みそが軽いから身長が高くて大人びて見えるだけ」
「・・・」

結論。
290円という文字は、全くのアイキャッチで、メニューを見ると390円とかそれ以上ばかり。
しかも、一人前の量が少ないから、結局はそこそこの金額になってしまう。

赤い肉を食べるなら別の店がいいし、ホルモンを食べるなら近いので私にとってはアリかな。
それにしてもネーミングがいいよね!
情熱ホルモン!
ナイスな名前~