毎年、初詣は、元旦か2日に八幡の石清水八幡宮へ参る。
なぜなら、知り合いが屋台を出してるから。
そこで、ビール片手にあれこれ食べるのが楽しみなんだなこれが。

山の上にお宮があるので、そこまでケーブルカーがあるのだが、私たちは、歩いてのぼり歩いて下りる。
ふぅふぅ息を切らして上ってから参ると、ありがたみが身にしみるような気がするから。

今年も2日に参ってきた。

感じたことは、参拝者が例年よりかなり少ない。
昨年までなら、本殿前ではすごい行列で、少しずつしか前へ進めなかったのに、今年はほとんど行列がなかった。
ちょうど12時ごろだったのにもかかわらず。

下りてきて、いろんな屋台がにぎやかに出店してるが、これまた客が少ない。
なぜだ?
不景気の影響か?

私も子どもたちも、周りのことはおかまいなしに、お好み焼き、たこ焼き、たい焼き、焼き鳥、りんご飴、から揚げ、などなど片っ端から制覇していく。

今年失敗したのは、ペルシャ人の夫婦が出店していた「シシカバブ」の屋台だ。

注文すると、かの男性が「お客さん、この辛いソースかける?」と、タバスコのような赤い小さなビンを手に持って、問いかけてきた。

私は「それ何?タバスコみたいなもん?」
男性「タバスコではないけど、タバスコよりちょこっと辛いあるよ」と外国なまりの日本語で挑発してくる。
私「言っても、ハバネロ程度やろ」
男性「ふふふ・・・」

男なら、かけるしかないわな~

「ドバッといってちょ」

苦しい、舌が痛い、完全に麻痺してる、後悔、かっこつけんかったらよかった・・・

汗と涙と鼻水が一気に吹き出た。
手に持ってたたい焼きをほうばるが、焼け石に水だ。
まじ、死ぬかと思った。
この世にこれほど辛いものがあるのか。
あかん、これはなんとかせんとホンマニやばい。

自販機でお茶を買い、お好み焼きを買ってマヨネーズをあふれるほどかけてもらい、なんとか一息つけた。

完全に私の負けだ。
店の男性が勝ち誇ったような目で私を見ている。
「なかなか辛いな、これ」と口走ったが、完全に負け惜しみにしか聞こえない。

もう二度と無理して食べないぞと心に誓った。

そのことがあって以来、この四、五日、毎日アンドーナツやあんぱんを食べてる。
糖尿になろうがなんであろうが、やっぱ甘いほうがいい。

今日はぜんざいも食べた。
甘党万歳!