昨夜、NPOの中のチームの一つ、「わいわい母子クラブ」の忘年会に行ってきた。
店は「がんばれお好み焼き」とかいう千本丸太町を下がったところ。
お好み焼きというだけで、どんな集まりでも必ず参加する。
っていうか、お好み焼き大好き人間としては、行かないわけにはいかない。

で、集合場所のJR二条駅へ少し早めにつくと、外国人女性が歩み寄ってきた。
「キャン ユー スピーク イングリッシュ?」

げげ、どないしょう?と一瞬躊躇したが、すぐさま「ジャスト リトル」とか聞いたことあるような返事をした。

その後のやり取りを簡単に言うと・・・
もちろん私は片言の英語と身振り手振りですが・・・

「私は日本の円を引き出したいです」
「ふむふむ」
「ATMでどうすればよいですか?」
すぐその先に京都信用金庫のキャッシュコーナーがあった。
「あなたはどんなカードを持ってるのですか?」
「VISAです」
「なるほど、それなら引き出せるでしょう」
「機会の画面は日本語オンリーですか」
私はその他の言語と切り替えることができるのかどうか知らなかったので「そうです。私がお手伝いしましょう」

そう話しながら、二人でATMコーナーのドアーを開けた。

画面の「お引き出し」ボタンを押すと、「カードを入れてください」・・・
彼女のVISAカードを差込口に入れようとするが、機械が引き込んでくれない。

「うん?どうして?」
試しに私の「ジョーシンVISAカード」を入れてみると、なんなく引き込んでくれる。
もちろん、京都信用金庫のカードも持ってるしそれも試してみたら、ちゃんと引き出せた。

何度か彼女のカードでチャレンジするが、どうもうまくいかない。

ふと前を見ると「受話器」がかかってる。
それを手に取ると、先方で男性が出てくれた。
顛末を話すと「そこのATMでは、海外で発行されたカードは認識できません。彼女にどこで発行されたものか聞いてください」というので、私が彼女に尋ねると「フランス、パリ」という答え。

そう男性に伝えると「やはりダメですね」という返事だったので、彼女に言うと、がっかりして困った様子。

私が「あなたはお金を何に使いたいの?ショッピングや食事なら現金で支払わずにそのカードで支払うことができるでしょ」というと、
「サブウェイに乗りたいのです」

そうか、切符はカードで買えないな。
じゃあ、千円プレゼントしようと申し出ると、友達もそのあたりで尋ねてるということなので、しばらく待ってた。
彼女がかっこいい男性に向かって「アラン!こっち」とフランス語で呼んだ。
そう、彼女はフランス人だったのだ。

どこから見ても映画で見るようなフランス人男性のアランがやってきた。
そこからは、彼女と彼のフランス語の会話が始まり、少しすると彼女が英語で私に言った。
「アランがあちらで使えるATMを見つけたらしい。ありがとうございました」ということで、二人でシネコンのあるビルへ入っていた。
彼女とアランは「メルシー ボー クー」と言いながら去っていった。
私はフランス語でどう答えていいのか忘れていたので「ユー アー ウェルカム。ハブ ア ナイス タイム」とか正しいかどうかわからないが、英語で手を振った。

楽しかったナァ。
だけど、つくづく、ちゃんと外国語で話せたらどんなにか楽しいだろうな、と思った。
フランス人の彼女は英語も話せたわけだ。

英語でもフランス語でも・・・