先週だったか、何人かで食事に行った際、百貨店の話題になったことがあった。
特に、京都ではどうとかこうとか。

で、やっぱり、高島屋が一番格式が高く、お祝い事など贈り物をするときは、あの「赤い薔薇」の包装紙と「赤い薔薇」の袋やね、と意見がまとまった。

私は、百貨店は嫌い。
いや、百貨店が嫌いなのではなく、百貨店に買い物に行くのが嫌いなのだ。
一歩入った瞬間の化粧品の匂いから始まって、独特の空気。
多分、酸素も薄いと思う。

10分も経ったら、ひざから下がだるくなって、帰りたいモードになる。
メッチャしんどくなるし。
だから、滅多に行かない。

昨日、開店にあわせて、何年ぶりかに高島屋に行った。
5分前に駐車場に車を停めたら、ドアーの前にかなり多くの買い物客が、開店を待っている。

思わず「悪の十字架」のギャグが頭に浮かんだ。
いわずと知れた「開くの10時か?」のしゃれですな。

河原町に面した横の入り口から店内に入った。
店員さんが出迎えてくれる。
「いらっしゃいませぇ」と、上品に。

入った場所が高級ブランドフロアーだったから、雰囲気からして私のスタイルと違うし合わない。

逃げるように階段を駆け上がり、5階に行った。
エコで運動不足の私は、エスカレーターやエレベーターは使わない。
子供服売り場ですね。

お祝いに、ベビー服を買いに行ったわけだが、開店早々からかなりの客の入りでした。
びっくりやね。

若い夫婦で来ている客、おばあちゃんでしょうね、付き添いで来ている客(財布はおばあちゃんでしょうか)、いろんな客層で、皆さん楽しそうに品定めをしていた。

もちろん、私も、将来の自分の孫のことを想像しながら、珍しく買い物を楽しみました。

目的を果たした後、7階の催し場へ行ってみることにした。
「北海道物産展」とか「全国駅弁まつり」とかそういうイベントをやってるかもと期待して。

昨日は「高級時計展」を開催していた。
ロレックス、オメガ、フランクミューラー・・・

100万円とか400万円とかそんな時計ばっかりが並んでいた。
店員さんも、そういう雰囲気を醸し出していたな。
私の、ポロシャツにチノパン、スニーカー、時計はGショックというラフな服装は、場違いそのものでした。
が、少しはオーラが出ていたのか、案外スタッフは真剣に私に応対していた。
金があるように見えたのかなぁ。

そうこうして、あるコーナーにたどりついた。
目を見張る時計が目に止まったから。
ブランドは「ブガッティ」だ。
イタリアかなんかのバイクの名前で聞いたことはある。

スタッフに「この時計、クールですねぇ。ムーブメントはどこ製?」とか買うそぶりを見せていると、時計を触らせてくれた。
そのとき、隠れていた値札が出現した!

でたぁ~
32,000,000万円~

ベンツ買えるし。
家も買えるし。
ロレックスが両手両足の分まで買えるし。

300万円ならまだしも、3000万円だと手がでませんわぁ、とか言いながら、そそくさと退散したことはいうまでもありません。

あんな時計を、「これください」とか言って、ぽっと買う人がいるんでしょうねぇ。
アメックスのブラックカードを出してね。

ま、目の保養にはなったなぁ。
あと、トークの練習にもなったし。

次に高島屋に行くのは、何年後かなぁ~