社会的ないじめやハラスメントについて前回書きましたが、数件のお便りをいただいきました。誠に有難うございました。

アメリカで以前、差別や女性蔑視といった問題が起きていたとき、アサーティブという言葉が話題になりました。
アサーティブとは直訳すれば「自己主張」という事になるようですが、「自分の言いたい事を相手にどう伝えたらよいか?」の方法として今も活用されているようです。
最近は、親子の会話法などでも活かされ、PTAなどの研修でも耳にします。

簡単に解説すれば、「相手の気持ちを受け容れて、はじめてこちらの気持ちを伝える事ができる」という事のようです。ただ、一方的に自分の言いたい事を相手に伝えても、相手は聞こうとしないか、あるいは聞いてもすぐに忘れます。かといって、自分の言いたい事をはっきりと言わずにいては、そのうち相手も聞いてくれなくなります。
だから、まず相手の言い分をしっかり聞き、何故そう思うかを考え、その事を理解したうえで、今度は自分の思いを伝える事が大切だという事になります。

とかく、コミュニケーションのとり方が難しくなった現代。家族の会話や社会とのコミュニケーションにこの考えを活かしたいと思います。

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