人はだれでも、あるとても素晴らしい自然のプログラムを備えています。
それは、「痛みから遠ざかり、快楽を求める」という本能的なプログラムです。私たちの行動は、すべて快楽を得るための、もしくは、痛みを避けるために行われます。

 痛みという原動力があってはじめて、人生を変えたいと思うのです。つまり、「痛みが変化への原動力」なのです。そして、痛みが後押しとなって、あなたの基準を上げさせるのです。

 人生を変える唯一の方法は、『自分の基準を上げること』であり、そのための原動力が痛みなのです。基準を上げるとは、単に「変えたいな~」と思っていることを、「絶対に変えなければならない!」というレベルまで持っていくことです。これまでより、もっと多くを自分自身に望むことです。

 人は痛みがなければ、基準を上げることはできません。「今のままではもう嫌だ!この痛みをもう二度と味わいたくない!」と思ったとき、あなたは変化を決断します。