先日、一般社団法人の設立手続を依頼され、無事に設立に至りました。

世の中にはさまざまな法人がある中で、私が最も多く依頼されるのは、株式会社設立の仕事です。まれに、株式会社ではなく、合同会社の設立を依頼されることもあります。
次に、NPO法人の設立があります。特にこの2011年は、震災からの復興のための活動にかかわるNPO法人の設立も数件担当させていただきました。

そして、今回のような一般社団法人の設立手続はそれほど多くはありません。

NPO法人と一般社団法人の違いはいくつかありますが、設立時の手間暇は費用について言えば、設立時に費用があまりかからないが時間がかかるのがNPO法人で、費用がかかるが時間はあまりかからないのが一般社団法人だと言えるでしょう。
というのは、NPO法人は登記の際に登録免許税がかからない一方で、一般社団法人は登録免許税がかかるからです(ただし、専門家に依頼した場合には、人によって費用が逆転することがありますので、ご注意ください)。

また、組織構成上の違いで言えば、入会を希望する人は必ず入会させなければならないのがNPO法人で、資格を設けることができるのが一般社団法人です。

市民活動をする組織を作りたいというときに、どちらが良いのかは、検討してみる必要があります。