急に衆議院の解散・総選挙が決まった。

 どう考えても、約700億円と言われる税金をかけて選挙をする理由が見当たらない。

 安倍首相の延命のための、党利党略のための解散と言うしかない。

 

 さて、私の住んでいる仙台市泉区は宮城2区に属する。

 そして、ここには自民党、維新、次世代の党、共産党、社民党のそれぞれ候補者が立候補予定だと報道されている(11月23日現在)。

 

 私は、この解散は不当であるが、実際に選挙が行われる以上、
1.
集団的自衛権行使、憲法改悪
2.原発再稼働
3.特定秘密保護法
4.消費税増税
5.TPP

に対して賛否を問うものとして考えるべきと思う。

 そうであれば、なぜこれに反対する勢力が一つになって候補を擁立しようといないのか。それが疑問だ。

現在の小選挙区制では、(比例区に重複立候補して当選する人は別として)選挙区から当選できる人は一人だけだ。

 そして、上の5点を推進する自民党は圧倒的に力が大きい。上の5点に反対するのであれば、力を合わせなければ勝てるわけがない。

 にもかかわらず、共産党も社民党も独自の候補を(しかも、党の職員を)擁立した。

 私は、安倍首相に言ったと同じ言葉を、共産党と社民党にも言わざるを得ない。

 集団的自衛権行使や憲法改悪に反対する候補を共同で立てる努力を抜きにして、比例区の得票を増やすだけのために、到底勝ち目のない小選挙区に候補を出すのは、「党利党略」ではないのか、と。

 いったい、本気でこの国が戦争をできる国になることを止めようとする気があるのか、と。

 こんなことをしているから、支持が広がらないのではないか、と。

 それにしても、こんなふうに考えている人は、他にいないのかなあ。