5月24日、私が出した投稿が河北新報の朝刊に掲載されました。
安倍首相が進めようとしている集団的自衛権行使に向けた憲法解釈の変更への批判を書いたものです。

と、その日の午前中のことです。
さっそく、嫌がらせの電話が事務所にかかってきました。

相手の言っていた内容は、ここで書くほどに意味のあるものではなかったので、書きません。

私はの職業、名前、年齢、仙台市に在住していることは紙面に掲載されていますので、相手は、わざわざ電話帳かインターネットで私の事務所を調べて電話をよこしたのでしょう。

相手は、仕事中である私の都合も聞かずに一方的に話し、都合が悪くなったのか、急に電話を切ってしまいました。

相手の男性(60代以上と思われる)は、最後まで名前も名乗らず、住所も職業も言いませんでした。電話も非通知でした。

私は、議論を避ける気持ちは毛頭ありません。
むしろ、集団的自衛権に賛成なら賛成で、私の意見を批判していただき、議論を深めたいという気持ちもあります。
ですので、相手には「私の意見に反対なら、河北新報にそのような投稿を出したらいかがですか」とお話ししました。
が、相手の方にはそんな気はなかったようで、単に私への嫌味を言いたかったようです。

人を批判する際には、匿名に隠れるのではなく、自分の名前も出し、正面から批判する。そのようなマナーを持たずに嫌がらせの電話をかけてくる人がいたことは、残念としか言いようがありません。
近年では、インターネット上でも、匿名をいいことに、人を中傷する書き込みがあふれています。
自分の名前を出して、顔を出して、発言してみろよ、と言いたくなります。

私は、かつてヴォルテールが言った言葉を思い出します。
「私は君の言うことに反対だ。しかし、君がそのことを言う権利を命をかけて守る」
この言葉を嫌がらせ電話をかけてきた方に送ることにします。