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 表記の映画を観覧し終わって、一瞬これは現在の日本の政治を当て擦り、批判した映画なのかという錯覚に陥った。1971年の事件を描いたこの作品は、政府に都合の悪いニュースは強権を振るってでも隠蔽しようとする政権側と、真実を報道しようとするメディア側とが真正面から...

吉永小百合主演の「北のカナリアたち」 最近映画「北のカナリアたち」(2012年)と「ERNESTO」(2017年) を見る機会があった。前者は吉永小百合の主演にひかれて、後者はエルネスト・チェ・ゲバラを主人公とする映画だということで観覧した。前者は湊かなえの「二十年後の宿題...

10月22日に行われた衆議院議員選挙は自公が313議席、希望が50議席に後退、立憲が55議席を占めた。この結果を、マスメディアは、自公圧勝で全議席465の3分の2=310議席の3分の2を超すと報道している。 だが事実は、自民が284で現状維持(うち1議席は立憲が東海の比例名簿に名前...

この7月に、政治評論家・森田実氏の講演を聞く機会があった。またその数日後、元社会党書記長のS氏を囲む会があった。 森田氏はその10日ほど前、自民党・二階幹事長の仲介で、安倍首相と会っている。氏は大学の大先輩で、56年の砂川基地拡張反対闘争では大動員を呼びかけて、...

7月2日に投開票された東京都議会議員選挙は、最近の選挙では見られない程に、民意をハッキリと示す結果となった。最大党派だった自民党が、57議席から一挙に23議席へと転落。替わって「都民ファーストの会」が49議席と、最大党派にのし上がった。 事前の世論調査や予測では、...

「この道は いつか来た道 ああそうだよ アカシアの花が咲いてる」 これは北原白秋作詞 山田耕筰作曲の「この道」である。  最近は、この歌が妙に実感を伴って聞こえてくる。但し実感を伴うのは第3節までで、そのあとの第4節は、アカシアのようなきれいな花ではなく、「...

トランプについての本を探していたところ、書店で「トランプは世界をどう変えるか?」と題するエマニュエル・トッドと佐藤優の著作(朝日新書)を見つけて読んでみた。トランプについては、世上、言っていることが極端だとか、暴言が多いとか、これは選挙で勝つための訴えだか...

これは先にブログで記した「朋有り。遠方より来たる。亦楽しからずや」と「歌声喫茶をゆく」両者に関わる追想である。  今から5~6年前、先に紹介したポーランドの友人に招かれてポーランドを訪問した。前後2週間の旅だったが、その途中ではスリ(列車でやられた)と下痢(...

ついこの前、ポーランドから友人が訪れてきたので、酒を酌み交わして旧交を温めた。1年に一度、今頃日本にやってくる。この表題は中国の孔子の言葉である。今だと「何ですか。そりゃ」と言われそうだが、以前私たちの学生時代には、孔子、孟子、韓非子、孫子等昔の中国の偉人...

すでに参議院選挙が終わり、その結果も明らかになった。その中で声を大にして言いたいのは、表題の件についてである。といっても、にわかに安倍内閣の憲法無視の閣議決定優先や、戦争のできる国家づくりを支持するというわけではない。まして私が安倍内閣の戦争政策を支持する...

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