私の事務所のホームページには相続に関する知識・情報を多量に掲載しているためか、よく相続に関する相談電話がかかってきます。

関東地区の方からの電話も多いのですが、一昨日は関西の方から電話がありました。

こうした相続に関する電話相談では、誰が法定相続人にあたるのか、相続手続をどのように進めれば良いかといった基本的な話も多いのですが、それ以上に多いのが、いわゆる「争続」、つまり相続争いについての相談です。

昨日お聞きした話でも、被相続人(亡くなられた方)の子どものうち一人が預金通帳を握っていて、他の相続人には中身も見せないという状況になっているそうです。

なんと浅ましいこと、と思いますが、この資本主義の世の中では、お金の前に目がくらんでしまう人も多いのでしょう。

でも、相続財産というのは、自分で築いた財産ではなく、人のお金です。
一所懸命働いていくばくかの財産を残した方が、財産を残したために自分の子どもたちが争う事態になるのでは、あまりにも悲しい話です。

困っている人がいれば助けなければならないと思うので、私は相続に関する電話相談は無料で受け、アドバイスをしています。

が、相続争いについての相談は、いつも後味が悪いのです。
相続について問題を抱えた方は、まず相続安心マニュアルを読んでいただき、それでもわからない点があれば電話・メールでお問合せいただければと思います。