先週の金曜日から、昨日にかけて近親者に不幸があり、落ち着かない状況に至りました。
被相続人は天寿を全うした女性で、葬儀そのものは悲しみの中にも不思議な明るさがあり、また近親者での葬儀ということもあって、参加者全員が同じ気持ちで旅立ちを見送ることが出来ました。

私も、相続は仕事上多々お手伝いしている立場ではありますが、今回はひとりの身内として参加し、「相続当事者」の気持ちに自然と至っておりました。
確かに日頃は「争族にならないためにも、遺言をしましょう」「遺産分割協議書が出来たので、順に押印を願います」等、仕事として助言なり、段取りを早目に立てるのですが、
やはり「当事者」の視点に立つと、自分を取り巻く多数の近親者や、それまでの生活環境、個人的な親しさの度合いなどが複雑に絡み合って、なかなか決心が困難であることも今回でより理解が出来ました。

そして、何よりもその複雑な心理のなかで、手続を託せる第三者である「専門家」の存在は「唯一無二の存在」として、選択されるわけですから、単なる手続屋を超えて、やはり人間としても安心されるような存在にならねばならないと思いました。。。