普通自動車を他県から移転登録(名義変更)する場合など、ナンバーを変更する手続きでは、その自動車を運輸支局に持ち込んで封印をしてもらうことが必要になります。手続きは何度も経験していますが、プレートの着脱は、車を持ち込んだディーラーさんや運送会社の方がやってくれたので、私は手続きをして横目で見ていただけでした。しかし、今回車を持ち込んだのは、作業に不向きな若い奥さんで、結局私がやることになりました。
 封印を壊すのは初めてでしたが、中央部をドライバーでえぐれば良いと言われていたので、やってみたら簡単でした。はずしてみると、プレートの下には何年ものほこりが付着しており、番号がそのままよみとれる形に汚れており、不思議な感動を覚えました。
 興味を覚えてインターネットで調べたら、特殊な工具で裏側から封印を壊さずにはずし、掃除してからはめる方法があると、写真入で紹介しているサイトもありました。封印なしで運転するわけではないので、犯罪にはならないでしょうが、あまりすすめられませんね。そうまでしてプレートの下を掃除する必要もないと思います。
 封印については、出張封印、後日封印などの言葉もあります。
 出張封印は資格を持った行政書士が出張して封印をするもので、車を持ち込まず自宅や会社で封印ができる利便性があります。私はやっていませんが。
 後日封印とは、登録手続きを先に行い、後日車を持ち込んで封印してもらうことですが、可能な地域と不可能な地域がありますので要注意です。できる地域は関西の方に多いそうですが、岩手県ではできません。