去る、14日行政書士試験が終了しました。
毎年受験生の増加傾向を、行政書士会の役員である私から俯瞰しても、「何か、人と違うものを・生き方を」とお感じになる方々がいかに多いものかと存じます。

しかし、実務家である立場から申し上げるに、こと実務家を目指すのであれば、受験勉強よりも遥かに困難な現実があることも熟知する必要があります。
つまり、あらゆる資格業において「生活ができるか?」という現実です。

特に、経済環境が苦しい昨今、まずは顧客となる企業、個人が大変厳しい生活環境の真っただ中にあります。
そこに果てしない肉体的・精神的にハードな営業をして、「報酬」を得るという行為は、人生を賭した覚悟がなければならないのです。
実際に、資格は取っても半年も経営が続かないで、転職する方々も沢山います。

既に、開業をされてそれなりの経営をされている実務家同士でも、最近の話題は「顧客がバタバタ倒産している。自分も何か他の術を考える段に来た!」の一点です。
今や、大学生の就職率まで60%を切る世相です。私は何とか多くの顧客様5名の優れたスタッフの支えにより好きな仕事をさせて頂いておりますが、
で・あるからこそ、今後の危機感についても、人一倍痛感しております。