早朝、映画『祇園祭』(1968年松竹 監督・山内鉄也)を鑑賞中の映画館の自分で目が覚めた。近年2回鑑賞したことのある映画であるが、京都では毎年どこかで上映されており、今年もその季節がやって来た。ことさら感慨深く、私にも思い出深い作品である。そして一気に夏の訪れを感じさせる。
 この街の祇園祭りはというと、7月に入るといっそう、地元の行事が目白押しで、もうこの10日頃には、鉾建てと、そして週明けには続いて山建ても始まり、界隈の風景は『祇園祭』一色に変貌して来る。よくクライマックスとも言われる山鉾巡行だが、行政書士会館のそばでも至近に楽しめるものの、残念ながら今年は日曜日(17日)。でも八坂さんで納めるまで7月中はほぼ『祇園祭』月間中。
 もうすぐすると、風に乗ってやって来る祇園囃子にじ~っと耳を澄ませて立ち止まったりもします。日本の夏の一頁です。