毎週日曜日に放送されているドラマ「特上カバチ!」は面白いですね。

自分の職業がドラマになっていると、そのドラマの見方がいろいろあって。

毎回 身近に起こりうる問題を取り上げて、それを法律という視点から考察して
行政書士が問題を解決していきますが、本当によくできた番組だなあ、われわれ行政書士にとって勉強になるなあと
感じています。

ただ、行政書士としての本音から言うと、「書類作成業務とそれに関する相談」を主業務としている行政書士が
いくら依頼者のためとはいえ相手方まで出向き、依頼者の考えを「代弁」ではなく「代理」でものを言っている
ドラマ内の行動がありますが、ほんま、これでいいんかなあと。

私はたとえば示談書作成などの業務を請け負った場合は、示談書を作成する代理人ですから、
当事者の考えを法律的に有効な書面にまとめるのが仕事ですから、それに付随する法律相談は
依頼者のためにおこないますが、頼まれていないこと、もしくは頼まれたかどうかわからないことで相手方まで出向いて依頼人の意に反するかもしれないような発言はしてはならないと思っています。いくら無報酬でもです。

というのは、われわれが発した言葉の影響で、依頼者の意に反する結果を生じることも起こりうるからです。

依頼者のためを思ってできる限りのことはしますが、あくまで「書面作成代理人」としての範疇を逸脱しないように
しています。

ドラマと実際は違うものですが、ドラマは面白いので毎週見ます。

櫻井くんが補助者だなんて・・・いいなあ。