毎晩の日課となっているウォーキング、先日も家の近所を40分程かけて歩いていたときのこと。

ふと水路のほとりに微かな光を発見。
ん?
初めは街灯の光が水面に反射して、それが光ったのだろうと思ったのですが、一定の間隔をあけて、それは点滅していました。

ホタルかなぁ?とその日は特に確認もせず帰宅。

次の晩、同じ時間に同じ場所を通りかかったとき。今度は微かな光が5つに増えていました。
これはホタルだ!と妻とともにテンションが上がり、近づいて確認をしてみることに。
手にしていたペンライトをかざしてみると、黒い小さなホタルの姿を見ることができました。

子どものころ、至る所で目にしていたホタルですが、最近は家から車で1時間の山の中まで行かなければ、なかなか見ることはできなくなりました。
こんな近くで遭遇するなんて感激です。


ホタルといえば、夜、暗闇でボーっと光るというイメージですよね。
ペンライトをあてたとき、それまで光っていたホタルたちがたちまち光るのをやめ、ペンライトを消してもなかなか光ろうとしませんでした。
ホタルって、自分の意志で光ったり光らなかったりできるんでしょうか?

ホタルの発光は、簡単にいうと、ルシフェリンと呼ばれる発光物質と、ルシフェラーゼとATPが化学反応をおこすことによるものだそうです。
難しいことはよく分からないのですが、発光までの一連の反応は、酸素が関係しており、物質の酸化反応による発光と言って間違いはないでしょうか。
つまり、ホタルの発光は、ホタルの呼吸に合わせて光ったり、消えたりするんですね。

ということは、あのときのホタルたちは、私たちの出現に怯えて息を止めていたということなのでしょうか。なんだか申し訳なかったような、気がします。


ホタルの時期は、5~6月。
毎晩のウォーキングに楽しみができました。