先日、映画を見に小倉まで行ってきました。
阿部寛さん主演映画、「テルマエ・ロマエ」。

なんだこれ、発音しにくい(しかも覚えにくい)題名だなぁ、と思っていたのですが、
映画を見て納得。
テルマエとは、ラテン語で「公衆浴場」の意、テルマエ・ロマエとは、「ローマの浴場」という意味でした。

劇中でも、ローマ人に扮する阿部さんがラテン語を話すのですが、もちろん私には耳慣れない言葉でした。
ラテン語は古代ローマの公用語として使用されていたようですが、現在は日常で使われることはほとんどない言葉だそうです。
とはいえ、色々な言語へ影響を与えており、私たちが普段使う、「?」や「!」はラテン語由来の記号なんだとか。
そのほか、ラテン語起源の単語が日本語でも使われています。

たとえば、「アリバイ」という単語。
刑事ドラマなど見ていると、よく出てくる言葉です。が、案外分かりにくい言葉だったりします。
アリバイ(alibi)の語源は英語ですが、「現場不在証明」と訳されます。
つまり、刑事から「アリバイはあるか?」と聞かれたら、犯行現場にいなかったことが証明できるか?と聞かれているということになります。
しかし、不存在の証明は困難極まりない。いわゆる悪魔の証明といわれるやつです。
そこで実際には、その時間に別の場所にいたことを証明できれば良いことになっています。同一人物が、同一の時間に異なる場所に存在できるはずがありませんからね。

そしてこのアリバイという単語、ラテン語に由来します。ラテン語で「alius ibi」、訳は、「他の場所に」。
英単語の訳よりも、こっちの方がしっくりくる気がしますね。

話はそれましたが、映画は、とてもおもしろかったです。
阿部さんを代表とする「濃い顔」の役者さんたちが演じるローマ人は、外国人のエキストラに紛れても違和感がありませんでした。

明日から始まるGW、温泉にでものんびり行きたいところです。