9月3日付の朝日新聞に


「認知症患者、9年間で43,000人から83,000人に倍増!」
という記事が出ていました。

’96年~’05年の9年間のデータらしいので、現在ではもっと
増加のスピードが速くなっていると思われます。

また、上記の数字は認知症の「入院患者数」であり、在宅の方たち
を入れると、認知症高齢者は全国で200万人近くいる、という推計
もあります。

「認知症」とは、アルツハイマー病や脳梗塞などに起因する血管性
認知症などの総称ですが、あえて定義するとすれば、

「脳の後天的器質障害により、知能・記憶・見当識等の障害や人格
障害を伴った症候群」
ということができるでしょう。

その中で、現在もっとも多いと言われているのが、「アルツハイマー
型認知症」です。

病気の詳細な解説は、専門医の仕事ですので、ここでは、現在
有効だと考えられている誰でもできる「予防法」を簡単にご紹介
することにします。

1.気を若く、いろいろなことに関心を持つ(常に頭に新鮮な刺激を与える)

2.いつも細やかな気配りをする(他人との良好なコミュニケーションを保つ)

3.できるだけ趣味をもつ(生活に張りを持ち、手先をよく動かす)

4.よく運動する(よく歩く、こまめに体を動かす)

5.塩分を摂りすぎない(高血圧への注意)

6.動物性脂肪を摂りすぎない(高脂血症への注意)

7.血圧のコントロールに気をつける(脳卒中への注意)

8.深酒をしない、タバコは吸わない(規則正しい生活をする)

9.定期健診を受ける(病気の早期発見、早期治療をめざす)

10.筆まめに(日記や手紙を書く)


(以上、植木彰著「アルツハイマー病がわかる本」より引用)


上記の10項目を「ボケないための10カ条」というそうですが、

かなりの部分が生活習慣病の予防対策と重なります。

認知症は、脳の病気なので、食生活が相当影響していると

専門医の間では認識されているようです。


ちなみに…私は、8番目を何とかしなければ…(><)