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1 被相続人は、遺言で、共同相続人の相続分を定めたり、あるいはこれを定める  ことを第三者に委託することができます。ただ、この場合、遺留分(以前の記事を  参照)に関する規定に違反することはできません。   ここで、遺留分を侵害する行為は、当然に無効となるのか...

 「相続分」の意義は、条文によって異なりますが、ここでは「共同相続人が 相続財産上にもつ権利承継の割合」と考えておけばいいでしょう。 1 法律で定められた相続分(法定相続分)は次のようになります。これは被相続人  の遺言による指定がなかった場合に適用されます。...

 相続の一般的効力は、初回に記事にしましたので、今回は省略します。 1 相続人が数人いるときには、相続財産はその共有に属します。   したがって、各共同相続人は、共有物の全部についてその持分に応じた   使用をすることができる反面、他の共同相続人全員の同意を得...

 2日前、以前執筆した掲載誌が送られてきた。  近代中小企業12月号の付録で、速習「債権回収の極意」の中に収められている。  執筆者は弁護士をはじめ、行政書士、会社の代表と多彩だ。  個人の事業主である知人に見せたところ、興味があるらしく、貸してくれと言われた...

 本来相続人であるのに、相続権が奪われる制度として「廃除」があります。 1 相続人としての適格性を当然に否定されるほどの重大な事由はないが、   被相続人からみて推定相続人(相続が開始した場合に相続人となるべき者)   に自分の財産を相続させたくないようなこと...

1 相続人に関して注意しなければならないのは、「胎児」は相続については   既に生まれたものとみなされ、相続権が認められるということです。   また、胎児は代襲相続についても、既に生まれたものとみなされます。 2 相続に関して不正の利益を得ようとして不法な行為...

1 被相続人の子は、相続人となります。   では、被相続人の子が相続の開始以前に死亡していた時はどうでしょう。   この場合には、代襲相続といって、その者の子が相続人となります。   そして、代襲者も、相続の開始以前に死亡していたときは、再代襲して   その者...

 今日から相続関係の記事にしたいと思っています。  皆さんご承知のように、相続人は相続開始の時から、被相続人の「財産上の 法律関係」を当然かつ包括的に承継します。  承継するのは、財産上の法律関係ですから、「被相続人の一身に専属したもの」 は相続の対象になりま...

 紛争解決手続代理試験が土曜日に終わってホッとしている。  特別研修の修了が受験資格になっているため、この2ヶ月余り  体力的にも時間的にもキツかった。  試験が終わったら、あれもやろうこれもやろうと思っていたけど、  すぐには集中できない。  何日かの空白の期...

 治癒の概念はそれぞれの場面で異なる。  例えば、労災保険上は、「症状が安定し、疾病が固定した状態にあるものをいい、 治療の必要がなくなったもの」であるとされる。  私傷病により休職していた者が、復職をする場合、会社は主治医や指定医の診断 をもとに職場復帰が可...

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