先週の土曜日、行政書士会主催の研修会に参加してきた。
テーマは電子申請だ。
今回のネタは、国に対する一括の入札参加資格審査申請を代理で電子申請しようとするもの。

委任状をPDFにして、電子署名し、添付で送信するというもの。
そうすることで、IDとパスワードが代理人行政書士に送られるようだ。

あかん、宇宙語を聞いてるようだった。
ホンマに自分はITに向いてないし、苦手だと痛感した。

もともとそういう認識だったから、電子申請が必要な場面では、仲間の行政書士に協力を依頼する。
でもまあ、お客さんから相談があったり依頼があった際に、受け答えはできるように知識として持っておきたいので、研修会には参加している。

こんな自分も、2年前までは行政書士会の中のそういうことの担当部である高度情報部の部長をしていたんだけどね。
部の運営は、そういうことに長けているメンバーにがんばってもらい、滞りなく行なったし、いくつかの結果も残した。
部長時代の2年間に、かなり自分自身のITスキルは向上したけど、なんせゼロどころかマイナスからのスタートだったのでたかが知れてて、今でも苦手なわけだ。

それはそれとして、今回感じたことは、規制緩和もそうだけど、こういった電子申請により確実に許認可の依頼は減るだろうな。
既存の建設業や自動車などなど。
だって、365日24時間、お客さんの自宅や事務所から申請できるんだから、今までは暇がなかったからお金を払って行政書士に頼んでたという依頼者は、自分でできるわけだ。

個別に受注が増える行政書士もいるだろうが、報酬単価は確実に下がるだろう。
わざわざ窓口まで行かなくてもいい反面、そういう物理的な手間や経費がかからないわけだから。

先駆者利益として、電子申請のスペシャリストになり、しばらく稼ぐか、又は、別の分野の業務の知識を蓄え、どんどん開拓していかないと生き残れないかも。

そういう意味でも、申請取次や○○○の分野にもっと深く取り組んでいかないと・・・

○○○はヒミトゥー