女性の社会進出は、進んだのだろうか?残念ながら、既婚者についてはそうは言えないと思う。某化粧品会社の女性取締役が、さかんにメディアに取り上げられ、女性よ社会進出せよ、と述べている。ここは、北欧ではなく日本であり、それはよほど運の良い人でないと無理だ。まず、子供を預ける場所がないうえ、あっても費用が高く、働いても結局保育費に消えていくので、ためらっている女性が多いのが、日本の現状である。
だいたい、取締役が女性であるからといって、やたらと記事にするするメディアも問題だ。それは、女性の社会進出が厳しいことの裏返しだ。女性取締役が多ければ、見向きもされないはずだ。この女性取締役には、いかにも成功者のような発言は謹んでもらいたいと思う。現状を踏まえていない。政権与党の無策もいけないのではあるが。