去年から今年にかけて、行政書士による職務上請求書を使用した、住民票や戸籍謄本の不正取得が発覚し、大きな社会問題となりました。今回はその事について私が感じたことを記したいと思います。
先頃、私が開業している新座市と近隣3市が合同でこの不正取得撲滅の為に研修会を開催しました。対象は行政書士だけではなく、職務上請求が行える弁護士や司法書士、税理士など8業士全てに及びました。200名ほどの参加者で会場は、ほぼ満員。こんなに集まるとは正直、驚きでした。まず、市役所の職員の方が研修の目的を記載通りに棒読みし、その後解放同盟の東京支部副支部長のお話になりました。
主として東京の行政書士による不正取得に関してのお話でした。では何故、その行政書士は戸籍謄本を不正取得したのでしょうか?聞き取り調査に対してその人は「探偵社に頼まれてやった。使用目的は知らなかった」と答えたそうです。そしてこうも言ったそうです。「使用目的を知っていたら協力しなかった」と。
私はそんなのは詭弁だと当然に思いました。だって、探偵社に頼まれてすんなりOKするなんて変でしょ!