今日は子供の日ですねー。ほのぼのしたお天気なのですが、一年前の今日は、ちょうど私が任意後見契約をしている方のご主人が亡くなった日なのです。相続のご依頼をいただいたのが、5月30日でしたが、蓋を開けたら17人の相続人。しかも、48年前にブラジルに行ったまま行方不明の相続人までいたりして、大変な相続でした。

先日、NHKの特集で、アナウンサーが「10人中1人の割合で、何らかの相続の問題がある」といっていました。しかも、相続財産が5000万円以下の普通の家庭で、裁判所で調停の申立てをしている件数がどんどん伸びているそうです。

「うちは長男がなんとかするから大丈夫」という世の中ではなくなってきているのですね。争う家族が増え続けていることは、悲しいことです。

東京法務局で、「登記されていないことの証明書」を取得しに行ったのですが、その途中で、「争えば足りず、分け合えばあまる」という相田みつをさんのポスターを見かけました。

まさに!!思わず立ち止まってしまいましたね。

相続が争続になってしまったら、調停や訴訟です。何十年ものわだかまりが相続のときに爆発することもあるのですが、「争えば足らず」の状況ではなく、分け合える家族関係を常に意識して作らなくてはいけない現代なのですねー。

一つの相続にかける思いをもっと大切にしなくては!