ある警察署でのできごと。

玄関入って直ぐのカウンターに「受付」と書いた縦20センチ横60センチほどの大きな目立つプラカードを置いて、その向こうに「受付」の若い女性が座ってた。

私が声をかけて物事を訊ねたんですが、彼女はノートPCで作業をしていた。
普通、訪問者(お客さん)が来たら、手を止めて顔を見て応対するでしょう。
しかも、彼女は「受付」としてそこにいるんですよね。

ところが彼女は手を止めずに、PCの画面を見ながら、さも邪魔臭そうに横柄な態度で私に対した。
失礼にも程があるし、民間企業なら大問題ですよね。

私は諭す意味も込めて(諭しても無駄でしょうけど)怒りました。
「あんた、受付やろ?その態度は何や。常識ないのか?失礼も甚だしいけど、それよりほんまのアホにしか思えんぞ」
「・・・」何かもごもご言ってるがはっきり聞こえない。
「話しにならん。上司呼べ」

すると、彼女が呼ぶのが早いか私の声が響いたのが早いか、奥から上司の男性警察官が飛んできて
「ご主人、そう興奮せずに。なにかありましたか?」
「興奮してるわけやないよ。警察の応対にあきれかえってるんや。相手が警察なら誰も文句を言わないと思ってたら大間違いやで。私は間違ったことは嫌いなので、例え警察が相手でも怒るし注意もする」といいながら経緯を説明した。

すでに途中から彼女は泣きそうになりながら
「私が悪いんです。私が悪いんです・・・」と繰り返していた。
その上司も平謝りだったけど、それは多分表面上の謝罪でしょうね。
とにかく感覚というか常識というか世間とはかけ離れてる。
警察に限らず役所はどこもそう。

公務員は長く続けるとその後民間では通用しないという話しを良く聞くけど、全くそのとおりだと感じる場面が多すぎる。

同じことが行政書士にも言える。
試験を受けなくても(もちろん受けないから合格する必要もない)公務員として17年以上行政事務を行えば(これも基準が今イチ良くわからない。何が行政事務なのか?)、行政書士としての資格がもらえる。
だから、定年後、行政書士として登録する人が結構多い。

会費収入が増えるとか悪くない一面もあるけど、こういう人たちはやはりよく問題を起こしている。
依頼者とトラブルおこしたり不祥事を起こしたり・・・

世間との感覚のずれがそうさせるんでしょうね。
早くこの「特認」制度をなくさないと、近年の難関試験を通ってきた新人に対しても失礼でしょう。

また、行政書士制度の周知徹底や倫理の向上などと会を上げて運動してるけど、特認組がいる限り、無駄な努力としか思えない。
だって、彼らは人の意見に耳を貸さないから。

考えたら頭が痛くなる。
行政書士制度そのものが、世間の評価そのものが、私も含めて行政書士一人ひとりに降りかかってくるから。

とにかく、役所の人も特認の行政書士も、お願いだから最低限の常識だけは身につけてね。

ま、今後もあちこちでそういう場面に遭遇するでしょうから、その度に怒って注意しますけど。

この土日は久しぶりに仕事をせずに済むので、父の日の日曜日にりんくうアウトレットへ行くのも含めて、エンジョイします。
雨も降らないようだし。