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◆ 2010年度の「ノーベル化学賞」は、
 鈴木章先生、根岸英一先生、リチャード・ベック先生、
 の3人が共同受賞することに決まりました。

  本当に、おめでとうございます!

  暗いニュースが多い昨今ですが、
 久々に、超明るいニュースで、
 私も、たいへん嬉しく思いました。


◆ 鈴木先生や、根岸先生へのインタビューは、
 テレビや新聞でたくさん報道されていますが、
 私は、とくに、次のことにとても感心しました。

  それは、ノーベル賞を受けることになった画期的な技術について、
 何と、世界中のどの国においても、「特許」をお取りになっていないことです。

  あえて、「特許」を取られていないのは、
 世界各国の研究者に自由に使ってほしい
 というお考えからだそうです。

  また、根岸先生の
 「幅広く応用できるということが、化学の神髄です。」
 というお言葉も、たいへん印象的でした。


◆ 「特許」は、あえてお取りにならなかったのですが、その代わりに、
 「ノーベル化学賞」という最高に価値のあるものを受賞されたのですね。

  重ねて、お祝いを申し上げたいと思います。

  「このたびは、本当に、おめでとうございます!」