祭祀権について
ブログ投稿日時:2012年06月30日土曜日 15時13分41秒
記事投稿者:行政書士加藤昭雄事務所 カテゴリー: General
お寺の住職さんたちの研究会で、相続と遺言について講演する機会がありました。お寺にはお寺特有の悩みがあるようで、たくさんの質問がありました。その中の一つを紹介します。
兄弟仲が悪い家で、弟が跡を取りお墓を守っている。その弟からお寺に対して、兄が墓参りに来たら断ってほしいと申し入れがあったといいます。祭祀権のない兄のお参りをお寺が断ることができるのかという質問でした。
祭祀権とは「仏壇、位牌、神棚、お墓などを管理し、年忌、法事などを含む祖先の祭祀を営むべき責任と権限」のことです。祭祀権のないものが法要を主催したり、改葬したり、分骨したりはもちろんできませんが、お寺やお墓へのお参りは、個人の心情の自由に属することなので断る理由はないと思います。ただ、お墓を勝手に掃除したり、供養料を提供したりとなれば、祭祀権に触れる部分も出てくるので、そんな場合は祭祀権者の意向を伝えて、やんわりとお断りするのがよいのではないでしょうか。
祭祀について、法律は慣例を重んじており、相続ほどはっきりとした規定を設けておりません。それだけトラブルも多いかと思われます。
兄弟仲が悪い家で、弟が跡を取りお墓を守っている。その弟からお寺に対して、兄が墓参りに来たら断ってほしいと申し入れがあったといいます。祭祀権のない兄のお参りをお寺が断ることができるのかという質問でした。
祭祀権とは「仏壇、位牌、神棚、お墓などを管理し、年忌、法事などを含む祖先の祭祀を営むべき責任と権限」のことです。祭祀権のないものが法要を主催したり、改葬したり、分骨したりはもちろんできませんが、お寺やお墓へのお参りは、個人の心情の自由に属することなので断る理由はないと思います。ただ、お墓を勝手に掃除したり、供養料を提供したりとなれば、祭祀権に触れる部分も出てくるので、そんな場合は祭祀権者の意向を伝えて、やんわりとお断りするのがよいのではないでしょうか。
祭祀について、法律は慣例を重んじており、相続ほどはっきりとした規定を設けておりません。それだけトラブルも多いかと思われます。
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