2010年 3月の記事一覧

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10年03月30日 00時49分41秒
Posted by: jin8
なんか、なぞなぞみたいなタイトルですが、
「安心」と言う言葉、よくTVCMなどで目にされると思います

「安心」を売りものにしているもの・・・「保険」です

先日、私の所に、保険契約についてのトラブルのご相談が
ありまして、そこであらためて保険について調べてみました

私の相談者もそうでしたが、
保険のトラブルで一番多いのが、重要事項について
担当者からの説明がなされていない、
または、担当者の言われるまま契約したら話が違った
と言うのが大半のようです

重要な事項について、契約者にキチンと説明をしないのは
「説明義務違反」「不実告知」「契約者に不利な情報を告知しなかったこと」
に当り 消費者契約法により 
契約者が知った時から6ヶ月、契約から2年以内は
契約解除できるものと思われます

また、保険契約は、自分から望んで、すすんで営業所へ行き契約した場合以外は
特別商取引法も適用されるので契約した日または、
第1回目の保険料支払いから8日間はクーリングオフができます

ただ、契約内容について知るのは、大抵が給付金を請求した時なので
契約から2年以上立っていることが少なくないのが現状です

この場合はもう、民法95条の「錯誤」による無効を主張するしかありませんね
錯誤による無効を主張する場合に問題となるのが
契約者に過失・・・この場合は重過失ですが・・・があったかと言うことです

契約者に当然説明されるべき内容を説明しなかった場合
その事項が約款に記載されていても
一般的に見て、その記載があることがわかりずらいような場合は
契約者に過失は認められない
と言う地裁の判例もあったように思います

トラブルで一番のダントツが
「告知義務違反」について・・・
これは担当者に言われて、契約時の「告知書」に事実を
書かなかった、または言われた通りに事実でないことを書いたことにより
給付金が支払われないと言うものです

後、多いのが
「現在掛けている保険を解約してこちらの保険に掛け替えると
お得ですよ」と言われ、言われるままに契約すると
実は得どころか大損すると言うものです
約束した解約金が下りて来なかったなんてこともあります

最近問題になっているのが
高齢者に自分の保険だと偽って、子供や孫の長期にわたる保険を
契約させてしまうと言うものです

保険会社は以前に給付金不払いで問題になり
業務改善命令や業務停止命令も出ていると言うのに
減ってはいるとは言え、いまだにトラブルが尽きないみたいですね

良心的な担当者や心を痛めている関係者もたくさんいらっしゃると思いますが

あなたの「安心」・・・保険契約も一度見直されてはいかがですか?


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10年03月20日 00時57分50秒
Posted by: jin8
前回の「士業もときには騙されます(泣)」が結構反響があったようなので、
もう少し書かせていただきます

最近私のところには、さすがに「ホームページを作りませんか?」と言う
電話は掛かって来なくなりましたが、
代わりに来るのが、「当社のサイトに掲載しませんか?」と言う電話・メール

で、掲載料を聞くとちょっと高い(汗)
仕事の問い合わせはたくさん来ていますから・・・・と言われるんですが
でも、年間 なん十万もはちょっと考えますよね

そこで、「どんなもんかな?」とその業務分野で検索してみると
検索上位どころか1ページ目にも上がって来ない・・・
検索上位に挙がっていた良心的なサイトは「経営○○」1件だけでした

これじゃあ、仕事なんてきませんよね
検索上位に挙がっていて、クリック数が上がっていても仕事の依頼に結びつくとは限りませんが、検索上位のみならず1ページ目にも上がって来ないなんてまず無理だと思います

そんなに仕事が来るなら
もっと掲載されている先生が多くてもいいと思いますし

不確実なことをさも確実なように説明するのは
この場合、特商法ならびに消費者契約法の不実告知に当たり
法律違反になるのではないかと思われます

よくサイトの箔をつけるため、行政書士の数をそろえようと「無料で掲載してくれませんか?」と言うサイトや
我々と同業者が業務を全国展開をして、「やはり無料で掲載しませんか?」
と言うサイトがあります
私もいくつか掲載させていただいていますが・・・
そういうサイトでも、しっかり検索上位に挙がってるサイトがあると言うのに
困ったものですね(汗)

士業の人間、結構インターネット環境に弱かったりしますから
格好のターゲットかもしれませんね

日頃、本当にそこにお客さんが、いるのかいないのか?わからない、
どこに営業を掛けていいのかもよくわからない、不安な商売ですから
そういう「おいしい言葉」に、つい乗ってしまう気持ちもよくわかります

人の弱味に付け込む奴はどこにでもいるものですね(泣く)

「俺は大丈夫だ」と言う人に限って意外と危ないそうです
そういう人ほど、一度警戒心を解いてしまえば変に自信がある分たやすく引っ掛かるとか?
私も気をつけます

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10年03月11日 03時02分58秒
Posted by: jin8
士業の人間・・・弁護士や司法書士の先生、
そしてわれわれ行政書士などは、一般の方々のために
悪質商法と戦う立場におります
その士業の人間を騙してカモにしている
不届きな、と言うかあくどいやつらも世の中にはおります
大抵が、インターネットがらみなんですが・・・
我々、常に書類と言う「紙」と向き合ってますから、
特に年配の先生がたなどは、未だにアナログでして
実際IT化が一番遅れている業種の一つなのかもしれません
まあ、現在はPCで書類を作れますし、電子申請などと言うものも
あるんですが、それでもまだアナログ強しと言ったところです
HPを持っていない先生も結構いらっしゃいますし・・・

そこに目をつけて寄って来る輩が結構おります
開業して以来HPの営業をいくつ受けたことか・・・
そのようなHP作成業者のなかに悪質なものがおりまして
年配のITに疎い先生のところや、
開業したてで右も左もわからない新人のところへ行って
「これからは、もうHPでインターネットから集客する時代ですよ・・・」
「わが社でホームページを作成すると、わが社が運営する集客サイト
へ無料で掲載いたしますから、そこから集客できますよ・・・」
と勧誘するわけです
で、高いお金を払ってHP作成を依頼すると
中身の無い、スカスカのHPが誰も見ないようなサイトに掲載されている
そこで文句を言うと
「追加料金だの、更新料だの、さらに高いお金を取られる」
金だけ取られて仕事の一つも来ないと言う結果です
私、こうしてブログなんかをあちこちで書いてたりするくらいなので
結構、士業関係のサイトをみていますが
未だにHP作成会社のガンガン集客しているサイトとやらに
お目にかかったことがありません
私、以前・・・開業当初ですが・・・この手の
業者の営業電話に突っ込んでみたことがあります
新人だとなめて掛かってきた相手は、思わぬ反撃に
焦ってたのがバレバレでした
行政書士としては新人でも、相手の感じからして
社会経験はこちらのほうが上
舐めて貰っちゃ困りますよね

確かに、どんなに上手くHPを作って
人のよく見てくれるサイトに乗っけても確実に集客して
仕事が来るとは限りませんよね
そんなことは、子供でも知ってることで・・・
だから、まるっきり詐欺とも言えない

その上
「騙された人を救う立場の人間が、いいように騙されたんじゃ
いい物笑いの種になる」
士業としてのプライドもあるし・・・

そんな事情で、この手の被害の実体は、なかなか表に出ず
泣き寝入りをされているかたが結構いらっしゃると
思われます

士業の人間さえ、おいしい言葉に騙される
気のおけない世の中です

ご注意ください


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10年03月07日 18時17分54秒
Posted by: jin8
最近会った友人から聞いた話なんですが、
近所に、お年寄りが非常にたくさん集まるお店
があるそうです
なんでも、「食パン1斤¥10」とか「フライパン1個¥10」
とか激安の値段で売っているそうです
今流行りの、激安スーパーの話?
いえいえ、違います
プレハブの事務所のような店の店頭で売られているようで
激安商品は1点だけ
売切れたら販売はおしまいだそうで
近所のお年寄りがこぞって買いに行くらしいです

「そんなので利益がでるの?なんかへんだよね?」
そう思った方・・・正解です
このお店、定期的にイベントをやるそうで
バスで近くを巡回して常連のお年寄りを「特設会場」へ
送迎しているそうです
「特設会場」は、広い個人のお宅を借りたりするそうですが
(知ってる地元の個人のお宅・・・それだけで警戒心が薄れます)
そこでまず「激安商品の販売」をやり
最後に本日の目玉商品として
「健康器具」や「健康食品」のようなものを
市価の何十倍かの値段で買わせるそうです

日頃の激安販売の利用者である方たちですから
「この商品もきっと安いに違いない」
そういう先入観がすでにできあがっているところへ
直前にまた買う側を煽るような
「これ欲しい人?先着何名様」みたいな激安販売を行い
「我先に」と言う競争心・購買心をあおる
一種の興奮状態・・・催眠状態ですね・・・にしておいて
猜疑心も警戒心も取っ払っておいて
「高額商品」(実際はもっと安いのですが)を購入させる
一種の詐欺みたいな販売のしかたです

この手の悪質商法を
「催眠商法」または「SF商法」などと言われています

都市部では、よく、街中でキャッチセールスのように声を掛け
または、招待状を送りつけたりして、「特設会場」に誘導する事例が
多くみかけられましたが
地方では、結構大胆に商売しているようですね

地方と言っても、この友人の場合
埼玉県の真ん中辺りに位置する地方都市ですから
そんなに田舎ではない所です

都会よりも警戒心が比較的薄い「地方」の、
それも外部からの情報量が少なく、判断力のやや低下した
お年寄りをターゲットにするとは
かなり悪質だと思います

では、購入してしまったらどうするか?
この場合、法律上は「訪問販売」にあたりますから
特商法の規定により8日間ならクーリングオフができます
また、
商品を説明するときに、価格や性能について嘘や甚だしい誇張があれば
「不実告知」として消費者契約法により6ヶ月以内なら解約できます
契約を断ったのに脅かされた、帰らせてくれなかったなどの事実がある場合も
同様です
ただ、この手の業者は、その後、姿をくらましてしまうことが多く
泣き寝入りをするケースが少なくありません
こんな時、クレジットで購入した場合なら、クレジット会社に抗弁して
解約・返金の請求をすることができますのであきらめないでください

65歳以上高齢者のかたをターゲットにした悪質商法が目につきます
65歳以上の高齢者のかたで「詐欺または悪質商法」の勧誘に合われたかたは
全体の約7割にも上り、被害に遭われたかたは7.3%、14人に1人の割合だ
という統計(2005年)が出ています

件の友人のところも
お母さんが、その手の輩から
市価何千円程度?の低周波治療器を数十万円で
健康食品を十数万円で買わされていたとのことです

「お父さん、お母さん」または「おじいさん、おばあさん」など
身内に高齢者のかたがいらっしゃる方
悪質商法の目が高齢者を狙っています
くれぐれもご注意ください

悪質商法のクーリングオフは
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