山が舞台なので見てきました、「岳」。
山岳救助の物語なのだが、やはりそこがどこか、に気が行ってしまう。
西穂高の手前の斜面や八方尾根の八方池あたりとか、同じワンカットで場所がガラガラ変わる。
始まって間もないころは、ここは涸沢とか、ここは北穂高とか、横にいる妻に言っていたが、映画に集中できないだろうと、場所の解説は止めた。
次の気になったのが、ありえないこと。
ピッケルの持ち方が逆だったり、厳冬期のクレバスだったり、それはないだろうということが多すぎて、声を出さずにいちいち突っ込んでいた。
というわけで、ストーリーはイマイチよくわからなかった。
やはり山が舞台の映画で、山岳映画でなかったということ。
「点の記」とだいぶ違いました。
でも久しぶりに北アルプスの厳冬期を見させていただきました。
それだけでも腹いっぱいになりました。