子どもがいる家庭での離婚は、子どもたちへの配慮と、離婚後の親子関係について、先の生活を考えた対応が大切と考えます。
 
 離婚を夫婦の間の揉め事と考えてしまう方が多いことも事実です。そのため、話し合いより争いという姿勢になりがちです。離婚にいたるまでには、それなりの事情があったことと思います。しかし、離婚は夫婦と家族それぞれの独立でもあります。夫婦だけではなく子どもたちにとっても新しい生活が始まります。

 離婚は、家族一人一人が次の人生をより良くしていくための一つの方法であって、離婚を目的地にしない考えかたが求められるのではないかと思います。離婚は、終点ではなく出発点です。ここから新しい人生が始まります。新しい人生のスタートと考えれば、前向きな発想も可能になります。そして、信頼関係に基づいてそれを支援してくれる相談者がいることで、新しい人生の出発はより確実さを増すものと思います。
 
 離婚はまだ増加の傾向にあります。離婚を不幸な結果ととらえるより、その先の人生をより良くしていくための通過点と受け止めることが家族の幸せに直結していくものと感じます。そして、相談を受ける者は、どのような姿勢で相談者と向き合うことが、その人の未来のとって大切かについて、真剣に考えていくことが求められると思います。
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