先日、「総裁選でえらばれても総理に
なれない可能性はあるんでしょうか?」

というするどいご質問がありましたので、
皆さんにもご参考のためお知らせしておきます。

憲法によると、内閣総理大臣に就任するためには、
国会議員であることと国会で指名されることが必要です。

もちろん、自民党総裁を首相にする
というような規定は存在しません。

したがって、他の政党のリーダーが
内閣総理大臣になることも可能です。

しかし、現在は衆議院における最大勢力の政党の
党首が首相に指名されることが一般的ですから、

国会で首相指名を行う際には自民党の総裁が
選出されることがほとんどです。

歴代の自民党総裁の中で河野洋平総裁以外は、
すべての総裁が内閣総理大臣を務めています。

逆に、自民党総裁に就任せずに首相に就任した人は、
非自民連立政権だった細川護煕元首相、羽田孜元首相、

そして自民党と社会党の連立政権時の
まゆ毛が長いことで有名な
村山富市元首相(大分県出身)です。

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