10月に入りました。今年も4分の3が過ぎました。いかがお過ごしでしょうか。

さて、今日は向井亜紀・高田延彦夫妻の代理出産の話題です。

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自分たちの血を分けた子供が欲しいと思う心は当然の感情として理解できます。
代理母の是非はともかく、現実に高田夫妻の血を引く子供が生まれたわけです。本来これこそが高田夫妻の最も重要な事柄であって、戸籍の記載などは(乱暴な言い方をすれば)どうでもよい事柄ではないでしょうか。

現行法では、出産した女性を母親とするので、向井亜紀は日本の法律上母親ではない事になります。しかしながらDNA等では紛れも無い母親であるわけで、現実と法律が不一致をおこします。

現行法上、(法的に)解決できないのであれば、訴訟もやむなしと思います。しかしながら現行法でも解決の方法が有るのならば、それに従う道はなかったのか疑問に思います。

夫妻の子供の戸籍がどうなっているのか知りませんが、少なくとも高田延彦の子供として日米いずれか(もしくは両方)の国籍をもっていると想像します。
ならば、向井亜紀と特別養子縁組することにより法的にまったく実子とかわならい身分を得ることが可能です。

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法律問題や医療倫理などいろいろな問題を抱えているだけに、どのような方法を高田夫妻がとったにせよ、全面的な賛成はできないと思います。上のほうで疑問視した書き方をしていますが、代替案を出せと言われると途方にくれてしまいます。
考えようによっては、高田夫妻は考えうる最善策をとったとも言えるわけです。

今はただ、この件を前提に『受理するのが当然』と風潮が高まる前に法の整備を急いでもらいたいことと、品川区は上告を断念してもらいたいことを、私個人は願っています。