知的資産経営報告書の作成および公開により得られる期待は次のようなものがあります。
 ・取引先や顧客、銀行等からの信用度が高まる。
 ・経営方針や事業戦略の公開により、優秀な人材の確保に繋がる。
 ・従業員のモチベーションが高まり、内部統制にも繋がる。
 ・限られた経営資源を最適に活用し、経営者自らが、自社の強みの新たな発見をするきっかけになる。
 ・株式公開する際に、株主に対し自社の将来の可能性をアピールできる。
 ・経営資源の有効な再配分ができる。
 ・リスクマネジメントの視点から内部統制の枠組みを検討できる。
 ・自社のポジションを明確にすることができる。
 ・自社の強みや優位に立つ分野を体系的に把握することができる。

また、自社の情報をどこまで公開するのか、表現をどのようにするのかについても慎重な検討が必要です。
他社との秘密保持契約に抵触するような情報は公開できませんし、既に誰かが創作した表現やキャラクター等を使う場合は著作権にも考慮しなければなりません。