原発の影響は、今後どれだけ日本経済に打撃を与えるのだろうか。

農業や漁業には既に深刻な影響を与えているが、それに輪をかけているのが風評と思われるが、本当にそうなのか。

今回の原発の事故は、天災ではなく人災だと指摘する人は多い。更に、東電幹部や保安員は十分に説明責任を果たしていないだけでなく、いかに責任を回避しようか頭の中はそのことで一杯のようにみえる。東電には20人も役員がいるのに、一体どこに雲隠れしてしまったのか?

これも、国民の不信感をあおり、発表の内容の信憑性に疑問を投げかけている原因の一つではないのか。

放射能の値を示して、この状況であれば食しても問題ありませんと言われても、信じる気にはなりません。マスコミで、誰か疑問を投げかけたら、それに尾ひれがついて「やっぱりか」ということになってしまう。

原発にも震災にもいえることだが、今一番必要なのは、後方で指示するのではなく、前線に出て実態を可能な限り把握することであり、現地に復興のための本部を設けることではないかと思う。もう大本営発表はこの辺りにして・・・・・。


インドネシアのスマトラ島沖地震では3年でほぼ元通りに復興したという新聞記事を読んだが、成功の秘訣は、権限を復興庁に集約したことと現地に設立したこと。更に、復興における権限を国会ではなく復興庁に一任したことで、即断即決ができたことだという。

日本でも同じことができるか世界が注目しているが、混迷し続けている永田町にどこまで期待していいものやら。地震と原発両方が絡んでいるだけに、スマトラ島とは異なる難しさはあろうが、役割をいかに分担し、且つ責任を明確にするかは成功における重要な要件になるだろう。