ある方から、「キャッシングできる人と、できない人の違いは?」というご質問を受けました。キャッシングの良し悪しは別として、比較的気軽にできる方と、止むを得ずする方、絶対にできない方などいろいろなタイプがあるようです。また、過去の経験によってもそれは変わるようです。
 今の時代は、クレジットカードや融資が当たり前の時代ですから、その良し悪しを言うわけではありません。特に、家や車などの高額品はローンを組まずに現金払いという考え方の人は少ないのではないかと思います。

 心理学の中では、人の行動を規定する要素として、性格、欲求の強さと質、知識と経験などが上げられているようです。さらに、キャッシングの場合、その方の金銭的な価値観が影響してくるようです。
 日本では、今まであまり金銭教育がされてきませんでした。日本人は借金という事に対して、ある意味あまり良い感情を持ちません。借金をすることは良くない事といった風潮があるようです。また、お金ということにも何か抵抗感があるようです。「武士は食わねど高楊枝」など、「お金お金」と騒ぐ事は潔くない事といった考え方もあるようです。

 そのため、金銭教育という事にもあまり関心がもたれなかったようです。お金に対する価値観もひとそれぞれ大きく違いがあるようです。
 しかし、今、多重債務などで破綻する方が激増している事から考えると、ただそれぞれの価値観に任せるのではなく、金銭教育という中から新しい価値観を作り出さなくてはならない時代が到来しているのではないかと思います。
 これから先、このタイプの違いについて考えていきたいと思います。できれば、何か原稿にしてみようかとも思っていますので、もし、お知恵があれば教えてください。

 多重債務に陥りやすい方の性格として、几帳面で責任感が強いというお話を以前ブログに書きました。もし、キャッシングに抵抗感のないタイプの方が、この性格を併せ持つと、少し危険です。自らの性格やタイプを見極めることから、キャッシングを受けるかどうか、考えてみたいところです。
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