隣市の三条市には、法華宗総本山「本成寺」があり、日本三大

鬼おどりの一つとされている「節分鬼おどり」が、毎年三日に

行われている。毎年2万人の老若善男善女が訪れる。

鬼たちは七堂伽藍の本堂で好き放題に暴れまわる。

赤鬼

人間のすべての悪い心をあらわしている。

(金棒を持っている)

青鬼

貧相で欲深い心をあらわしている。

(さすまたを持っている)

黄鬼

愚痴や甘えの心をあらわしている。

(両刃のこぎりを持っている)

緑鬼

おごりたかぶりの心をあらわしている。

(なぎなたを持っている)

黒鬼

疑いの心をあらわしている。

(斧を持っている)

三途川婆

(そうずかば)

強欲なねたみの心をあらわしている。

鬼たちがつかれたころ合いを見て、管長が立ちあがり「鬼は~外

の第一声とともに、豆を投げる。これに続いて参列者たちが一斉

に鬼に豆を投げ、鬼たちは舞台から転げ落ちるように雪の境内を

逃げ回る。

本成寺は広大な境内で、その境内を囲むように別院が7~8院あ

った。わたしは高校の冬期間(1月から3月まで)だけ、三年間、

その別院の一つに下宿していた。ご住職は中学校の数学の教師で

おられた。坊守の奥さんは気さくな方で、テレビに倍賞千恵子が

映る度に、「将来はこんな人を奥さんにするのよ」などと言われ

たことを覚えている。

 

七百年つづく節分鬼をどり

節分の鬼逃げ回るしまき中

立春の雪にまろびしさうづかば

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