国土交通省の平成23年5月11日付レポートを紹介します。

【調査結果の概要】
平成23 年3 月末(22 年度末)現在における建設業許可業者数調査の結果(概要)については、以下のとおり。 

1.全国許可業者数
・ 平成23 年3 月末現在の建設業許可業者数は498,806 業者で、前年同月比▲14,390 業者(▲2.8%)の減少。許可業者数が50 万業者を下回ったのは、昭和56 年以来30 年ぶり。 

2.都道府県別許可業者数
・都道府県別許可業者数は、東京都(46,460 業者。全体の9.3%)、大阪府(38,399 業者。全体の7.7%)、神奈川県(28,127 業者。全体の5.6%)で多く、鳥取県(2,307 業者。全体の0.5%)、島根県(3,179 業者。全体の0.6%)、高知県(3,239 業者。全体の0.6%)で少ない。 

3.一般・特定別許可業者数
・ 一般建設業の許可を取得している事業者は477,102 業者で、前年同月比▲13,793 業者(▲2.8%)の減少となり、一般建設業許可業者数が最も多かった平成12 年3 月末時点と比較すると▲100,607 業者(▲17.4%)の減少。
・ 特定建設業の許可を取得している事業者は45,305 業者で、前年同月比▲1,356 業者(▲2.9%)の減少となり、特定建設業許可業者数が最も多かった平成17 年3 月末時点と比較すると▲5,871 業者(▲11.5%)の減少。 

4.業種別許可業者数
・ 許可を取得している事業者が多い上位3業種は、「建築工事業」177,407 業者(許可業者の35.6%)、「とび・土工工事業」161,895 業者(同32.5%)、「土木工事業」144,039 業者(同28.9%)。許可を取得している事業者が少ない上位3業種は、「清掃施設工事業」563 業者(同0.1%)、「さく井工事業」2,793 業者(同0.6%)、「熱絶縁工事業」11,959 業者(同2.4%)。
・ 前年同月に比べて取得業者数が増加した許可業種は14 業種。増加率の上位3 業種は熱絶縁工事業5.7%(650 業者)、ガラス工事業4.3%(567 業者)、防水工事業4.1% (957 業者)。
・ 前年同月に比べて取得業者数が減少した許可業種は14 業種。減少率の上位3 業種は清掃施設工事業▲4.9%(▲29 業者)、建築工事業▲4.0%(▲7,442 業者)造園工事業▲3.7%(▲1,139 業者)。
・ 複数業種の許可を受けている事業者の割合は49.0%で前年同月比0.4 ポイント増加。 2 

5.資本金階層別業者数
・ 「資本金の額が1,000万円以上2,000万円未満の法人」が24.8%と最多。以下、「資本金の額が300万円以上500万円未満の法人(24.0%)」、「個人(20.5%)」と続く。
個人及び資本金の額が3億円未満の法人の数は495,506業者となっており、建設業許可業者数全体の99.4%を占めている。 

6.兼業業者数
・ 建設業以外の営業を行っているいわゆる兼業業者の割合は25.4%で、前年同月比で0.6ポイント上昇。