書類作成を生業としている私たちに欠かせないもの、それは文書を作成するためのツールであるパソコンでしょう。
…と格好よく(?)言ったものの、今やパソコンは日常生活で当たり前のように利用されていますよね。インターネットを通じて世界中の人たちと情報交換できるのも、パソコンがあるからこそ・・・。
仕事で必要な書類の様式集も、今では簡単にダウンロードできるようになりました。
いやはや、便利な世の中になったものです。

さて。文書を作成するとき、主に私が使用しているのは、パソコンで動作する「Microsoft Word」です。これはワープロソフトといわれるものです。
今更なんの話?と思われるかもしれませんが、実は、私は「ワープロ」、つまり、ワープロ専用機で今でも仕事をすることがあります。
「ワープロ」の正式名称は、ワードプロセッサ(英: Word processor)。コンピュータで文章を入力、編集、印刷できるシステムのことをいいます。ワープロ機能を組み込んである機器のことをワープロ専用機、パソコンで動作するものをワープロソフトと呼ぶんですね。

パソコンが今ほど普及していなかった時代、私の仕事の相棒は「ワープロ」でした。文章を打ち込んで、保存はフロッピーにします。パソコンのインクに相当するのが「リボン」。若い人たちにはあまりなじみがないかもしれませんね。そのリボンの製造・販売が終了したため、私がワープロを使えるのはその在庫があるまで、ということになります。


ワープロ専用機、すなわちワープロが日本に登場したのは1978年のことだそうです。当時、販売価格は600万円以上だったとか。それがだんだん低価格になっていき、企業や個人に普及してきたのもつかの間、パソコンの台頭により、2001年に製造終了となりました。
それでもワープロファンはいるようですよ。Microsoft Wordと並んで有名なソフトである「一太郎」は、ワープロの操作性がベースになっているとかで、漢字などに強いそうです。(私は実際使ったことはありませんが。)

これまでフロッピーに書面の様式等を保存していた私は、パソコンを主流としている今でも時々ワープロを持ち出して文章を打っています。完全に使えなくなると、少しさみしい気もしますね。


蛇足ですが、以前我が家では、「プリントゴッコ」という家庭用の印刷器具を使って年賀状を作成していました。一枚刷るのに時間を要するため、休日に家族総出で一日がかりの大仕事。スポンジのようなものを切って貼ってインクを入れて・・・。懐かしいです。
いまではパソコン&プリンターを使って短時間でしかも簡単!おかげでプリントゴッコは、2008年にすでに販売は終了し、今年の12月をもって事業終了となるそうです。


技術の進歩はめまぐるしいですね。今でさえパソコンをうまく活用できない私が、これからの時代に取り残されないようにするには、かなりの努力が必要です。。。