横浜で行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を11月に控え、県警国際組織犯罪取締本部と鶴見署などは13日、横浜市鶴見区内の港湾地区の物流倉庫など8カ所を合同摘発し、不法就労のペルー人など3人を入管難民法違反の疑いで現行犯逮捕するとともに、ベトナム人ら4人を同法違反の疑いで東京入国管理局横浜支局に引き渡した。

 同法違反(不法残留)の疑いで逮捕されたのはペルー国籍の会社員、コラン・フジタ・グレゴリオ・アントニオ容疑者(44)=川崎市川崎区旭町2丁目=と中国籍の会社員、林萍容疑者(32)=横浜市神奈川区七島町=で、同法違反(不法在留)の疑いで逮捕されたのは中国籍の会社員、薛品華容疑者(34)=川崎市川崎区。

 逮捕容疑は、フジタ容疑者は1997年7月28日から2010年9月12日まで、林容疑者は01年11月18日から10年9月12日までの間、在留期間の更新や変更を受けないで在留期間を経過して残留したとしており、薛容疑者は02年9月11日に不法入国後、10年9月12日までの間、引き続き国内に在留したとしている。

 調べに対し、3容疑者は容疑を認めているという。