【労働関係】カテゴリー記事一覧

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 派遣労働者は、派遣先の指揮命令に服するも、派遣先と雇用関係にありません。  したがって、三六協定等時間外労働を可能とする根拠となる協定や就業規則は、派遣先のそれが適用されるのではなく、派遣元のそれが適用されます。  それゆえ、派遣先の三六協定や就業規則に基...

 業務請負(委託)と派遣の最大の違いは、注文者(委託者)ないし派遣先に当該労働者に対して指揮命令権があるか否かにあります。  業務請負(委託)の場合には、注文者(委託者)には労働者に対する指揮命令権がないのに対し、派遣先には雇用関係はないけれども指揮命令権が...

  出向と労働者派遣は、いずれも他社の雇用する労働者を自社の指揮命令の下に自社の業務に従事させるもので、外形的には区別がつきません。  両者の違いは、これを受け入れた自社との間に雇用関係が生じるか否かにあります。  派遣の場合には、派遣先との間に雇用関係を生...

 異動に伴って労働環境が変わるため、あらためて労働者の同意を得る必要があるのかが問題となります。 1 配置転換については、就業規則などにその旨の定めがあれば、既に他の労働条件と共に労働契約上の同意(包括的な同意)を得ているとして、個別の労働者の同意は不要とさ...

 失業率:7月は3.6% 9年5カ月ぶりの低水準  総務省が31日公表した労働力調査(速報)によると、7月の完全失業率(季節調整値)は前月より0.1ポイント改善し、98年2月以来、9年5カ月ぶりの低水準となる3.6%だった。男性は0.1ポイント減の3.7%、...

 労働関係を記事にするようになってから、労働問題に関するメール相談がチラホラ来るようになりました。なかでもやはり、解雇に関する相談が一番多いです。  解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、...

 事案は、「Xは、昭和36年5月に、テレビ・ラジオの放送会社であるYに入社し、約2ヶ月の研修の後に約24年にわたってアナウンサー業務に従事していた。Yのアナウンス部長は、Xのアナウンサーとしての能力に問題があると評価し,配転の打診をしていたところ、昭和60年...

 事案は、「Xは、Y社の本社工事部に所属して、約20年、建築工事現場における現場監督業務に従事してきた。Xは、平成2年夏、バセドウ病に罹患している旨の診断を受け、その後、通院して治療を受けていたが、Y社に対してバセドウ病に罹患していることを告げなかった。X...

 事案は、「Xは、昭和35年12月にY市に採用され、昭和43年4月15日からY市立長津田保育園に保母として勤務し始めたが、3年目の昭和45年9月頃から、肩、背中の痛みを感じるようになった。昭和46年6月14日に、Xが長女を出産した約10ヵ月後の昭和47年4...

 事案は、「Xの夫であり、個人事業主である訴外Aは、当初、重機を単体又は運転業務付で貸し付けてその対価を受領する業務を営んでいたが、その後、土木工事請負業務も行うようになった。もっとも、Aが雇用する4名前後の労働者らは、後者の業務にのみ従事していた。  Aは、...

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