最近、消費者金融の店舗閉鎖や人員削減が報じられていると思っていたら、今日は、「融資お断り」が急増している旨が報じられている。何と、1月には7万6千人だというから驚きである。
 この「貸し渋り」ならぬ「融資お断り」は、昨年12月13日に成立した改正貸金業規制法・改正出資法の影響を受けていることは言うまでもない。いわゆる「グレーゾーン金利」と言われていた貸金業の上限金利が、2009年中に廃止の見通しであり、現行の29,2%から利息制限法の水準に引き下げられるのである。
 このため、経営環境が厳しくなることを予測し、消費者金融業者各社とも融資の審査を厳格にして、いわゆる「不良債権」化を未然に防止しようとしているものと思われます。
 問題は、消費者金融から融資を断られた人は、どこで資金を調達するのであろうか。ヤミ金に走らないことを願うのみである。
 今回はこの辺で。