◆ 先週は、仕事で緊張がつづきました。

  株式会社の設立を希望されるお客様からご依頼をうけて、
 株式会社の「電子定款」の作成と認証の代理手続きを行っていたからです。


◆ まず、「定款」(ていかん)とは、
 ①会社の「商号」(名称)、
 ②会社の「目的」(事業内容)、
 ③会社の「組織」(しくみ)、
 ④会社の「業務執行」(仕事のやりかた)などについての、
 「根本規則」(一番だいじなルール)です。


◆ その「定款」の作成の方法には、次の2とおりがあります。

 (1)まず、紙に記載して、印鑑を押す方法ですが、
   この方法によると、4万円の「印紙税」がかかることになります。

 (2)つぎに、コンピュータで読み取るPDFファイルとして記録し、
   そのファイルに電子署名をする方法ですが、
   この方法では、4万円の「印紙税」は不要です。

  この(2)の方法で作成したものが、「電子定款」です。
 「電子定款」の作成には、「アドビ アクロバット」などのパソコンソフトが必要です。


◆ つぎに、「定款」の認証とは、
 「公証人(合同)役場」に勤務する「公証人」という法律専門職の公務員が行う、
 「定款」が、会社法などの法令に違反していないことを公的に認める手続きです。


◆ 株式会社の「電子定款」の作成と認証の代理手続きは、
 行政書士として、たいへんやりがいのあるお仕事ですが、
 その反面、とても責任が重いものでもあります。

  今回のお仕事で、12社めとなりますが、
 何度やっても、仕事の完了まで、緊張がつづきます。