今年もいよいよ終わりに近づきました。

今年は、厄年(本厄)でしたが、特に思い当たる厄はありませんでした。

今年を振り返りますと、地元の同級生らとお正月に地元神社での接待、そして旅行に始まりました。それらの付き合いは、けっこうお金と時間を使ってしまいましたが、今となっては良い思い出です。

その後も、メンバーのほとんどは毎月の積み立てと定期的に宴席を設けているようですが、私は区切りを付けさせていただきました。

3月よりドクターストップでアルコールが飲めなったことに加え、時間が本当に貴重に思えてきていたからです。厄年の行事も終われば、一体何のために積み立てをするのか、という疑問もありましたので。

仕事の方は、今年も派遣業関連で非常に多くの企業、同業、他士業の方とお付き合いがありました。

中でも、派遣業の起業と同時に顧問契約を依頼されたケース、派遣業を運営している中で労使トラブルに見舞われて顧問契約を依頼されたケースが目立ちました。

3月の終わり頃から労働保険料の申告と派遣業の立ち上げが数件重なってとにかく忙しい日々でした。

6月より社会保険の電子申請が包括委任状方式(社会保険労務士の電子署名だけでOK)となり、本格的に稼動しました。

当事務所はいち早く取り入れて電子申請にて手続を行ったおかげで、手続が煩雑な派遣業の顧問業務が乗り切れたのだと思っています。

電子申請業務が担当できるスタッフ1名を増員で採用しました。ところが、11月で退職することとなり、非常に残念でした。今年、唯一、目標未達といえば、スタッフの採用についてです。

そのスタッフについては、1月10日と2月1日よりそれぞれ採用が決定していますので、来年はよりパワーアップしたメンバーでがんばって行きたいと思っています。

9月9日に日比がFTAに調印しました。その関連業務として、フィリピンへ行き、カルロス寺岡氏(名誉総領事)にもお会いし、またフィリピンの介護・看護事情の視察も致しました。

業務で海外に3回も行き、開業当初には全く予想していなかったことを経験することが出来ました。

海外の業務を行う中で、外国人研修生、技能実習生の問題についても考えるようになり、今後の業務に多大なヒントを掴むことが出来ました。

就業規則のスポット依頼も増えました。

ひと昔前ならば、びびって言えないような報酬も自信を持って提示できるようになり、そのとおり受注もできたことが多少の自信になっています。

また、ユニオンからの団体交渉のご相談が増えた年でした。というよりも昨年までは一件もありませんでした。

これも時代の流れなのでしょう。インターネットですぐに情報は検索でき、会社の言っていることがおかしいと思えば、すぐに相談できる団体がある、力になってくれるというわけです。

そんなこともあり、社会保険労務士に特定社会保険労務士というものが生まれました。

土日の連続研修でかなりきつかったのですが、試験はもっと厳しかった・・・。

こちらは結果待ちですが、手応えはさっぱりありません。

開業当初に助成金を多く手がけましたが、本当に減ったと思います。
継続雇用の助成金は5年継続しますので、まだ少しありますが、それでも多くは終了となります。淋しいことですが、これでよいのかもしれません。社会保険労務士の主業務ではないと思います。

行政書士業務は、敢えて手を出しませんでした。というのは、手間がないのがわかっていたからです。適宜応援を依頼して対処しましたが、来年もそのような体制が続くかもしれません。

あすなろオンライン商品(コンテンツ販売)や建設業ソフト(岩田事務所提供)は良く売れたと思います。来年は、専門業者とのジョイントで商品開発を強化し、さらに販売会社に販売を委託する計画もあります。

ますます知識が売れ、売上に変わる時代だと認識させられます。

最後に、有料職業紹介事業であるワーク・スポットについてです。

非常によい人材の方が登録をしていただき、紹介先の事務所からは感謝の言葉をいただけるよになりました。

しかし、紹介先がまだまだ余りに少なく、良い人材の能力が発揮できずに埋もれてしまっています。

今年は、業務提携も1社ありましたが、来年は大手人材紹介会社とアライアンスが実現しそうです。

もっともっと、良い人材を良い事務所(企業)に紹介できることを実現したいと思っています。

来年も、どうぞよろしくお願い致します。