ミスチルの歌が大好きで、よく聞く。

「雨のち晴れ」という歌の歌詞にこんなフレーズがある。

もうちょっと もうちょっと
頑張ってみるから
ねえもっと ねえもっと
いい事があるかな
今日は雨降りでも いつの日にか

もうちょっと もうちょっと
僕を信じてみて
こうなっちゃ こうなっちゃ
後戻りできない
イメージはいつも 雨のち晴れ


歌の前後の歌詞の意味は横において、このフレーズの部分がちょくちょく頭に浮かぶ。

昨日もそんなことがあり、かなり落ち込んだ。
自己嫌悪っていうやつ。

オレって何をしてるんだろう。
何のために、誰のために頑張ったんだろう。

相手を悪く言ったり、そのことの愚痴を言ったり。
ホント、自分はつまらん奴だなと。

いくら強がっても、しょせん自分もただの普通の人間で、完璧なわけない。
いや、むしろ欠点だらけ。
ただ、その欠点に気付いていないだけ。
気付いたら直すはずだし。

何より最悪なのは、それを指摘したり、たしなめたりしてくれる人が、身近にいないということかも。
これって完全に自分の生き方が間違ってる結果かもね。

そういうわけで、昨夜帰宅するまでは、かなり落ちこんだ。
気分はまさしく雨、それも土砂降りの雨だった。

ところが、ポストを開けてみると、郵便物の中に一枚のハガキがあった。
それは、私に対して「感謝」を伝える内容のハガキだった。

しかも、落ち込む理由に関する、一方当事者からのものだった。

文面を読むうちに、涙が流れてきた。
胸の鼓動が聞こえるほどに。

ああ、自分は最悪なことをしてしまったけど、それでも分かってくれる人はいるんだ。
伝わる人には伝わっているんだ。
頑張ったことは無駄じゃぁなかったんだ。

スーッと気分が晴れて、気が楽になった。
まさしく、雨のち晴れ、それも秋の空のような透き通った快晴だ。

そのこともあり、ある電話をかけたら、その相手の人からもいいアドバイスをもらった。
完全に目が覚めたし、少しは気をつけながらも、少しは反省しながらも、これからも全力で頑張っていこう、と。

さっそく、突然今朝5時に家族を起こした。
「今から墓参りに行くぞ」
「えぇ、なんでやねん。何を言ってるん。」
「そやそや。それぞれサークルもあるし、バイトもあるし」
「異議はスルー。それまでに帰ってこれるやろ。お彼岸はシルバーウィークでみんなどっかに遊びに行ったから、お墓参り行けんかったから、今から行く。5分で出発する」

沈黙の車中でミスチルを聞きながら女王様の父親の墓がある西山霊園に着くと、まだ暗い上に、霧で周りが見えなかった。
亀岡との境の山の中にあるから、霧が深いのだろう。
ということは、冬が近いということだな。

次に、私の父親の墓に行こうと市内に降りてくると、すっかり明るくなりしかも快晴だ。
まるで、自分の昨日からの心の中の変化のように。

清々しい気分だ。
すっかりスッキリ復活だ~