昨日公正証書遺言と任意後見の依頼を受けた。
任意後見は移行型だ。

今までも何度か任意後見の依頼はあったが、お断りしてきた。
なぜか?それは責任を全うできるかどうか、自分のキャパを超えてしまうのではないか、ということから。
しかし、昨日の依頼者の申し出は断ることができなかった。
いろいろ話しを伺ってると、私が断ることはできなかった。
そこまで私を信頼してくださってることに対して、応えるべきだと。

本当に責任を持って全うできるのか?いや、できるかどうかではなくて、するかどうか。全うするんだと自分にはっぱをかけないとね。

法定後見も近いうちに審判の申し立てをする必要があり、こちらも私が後見人の候補者だから、この2件で無理をしても精一杯なので、今後は何があっても受けることはできないな。
もっとも、家裁が私を後見人として認めないかもね。
それはそれで仕方ないけど。

行政書士会でも後見制度に対して強く取り組んでおり、任意後見も含めて行政書士が後見人として活躍(?)することで社会にアピールしようとしている。
が、ちょっと待ってや。
それに加わっている会員行政書士は、本当の大変さがわかっているのか?
何件も受任しようとしているようだ。
そんなこと物理的にも精神的にも無理があるのと違うか?

他の業務をせずにそれだけを専門専属でするなら同時並行で5件でも受けることが可能かもしれないが、他の業務をこなしながらだと、せいぜい2,3件ではないのか?

新聞などでもたまに後見人が被後見人の財産を処分、横領したと報じられている。
それも行政書士の場合が多いようだ。

悪魔のささやきや魔がさしたということもあるだろうが、自分自身のキャパを超えてしまってることも要因の一つかも。
もう一度じっくり考えてほしいものだ。

今日も午後から仕事で打ち合わせや相談がある。
午前中に定例の検査と献血を済ませてしまうつもり。

ところで、昨夜ある食事会で「クエ」を生まれて初めて食べた。
メインは「沖すき」鍋だったが、その具の中に、クエがあったのだ。
幻の高級魚としてテレビで見たことはあるけど、食べたのはマジ初めて。
美味しかったかどうかはわからん。
高級魚という先入観があるから、冷静な判断がしかねる。
基本的に鍋は嫌いなので、死ぬまでにもう一度クエを食べることはないだろうな。