行政書士会よ、恥ずかしくないのか?

バリアフリーが世の中で叫ばれて、もう10年、20年過ぎただろうか。

今日、仕事で和歌山市役所へ行ってきた。
朝8時に駐車場について、市役所裏口(北入り口)のガードマンに訊いた。
「業務は何時からですか?」
「8時半からですよ。中で待ってもらっていいですよ。」
「喫茶店でモーニングしてきますわ。どこか近くにありますか?」
「すぐそこにありますよ」

指差すほうへ向かうと、小奇麗な喫茶店が50メートルほど北に行ったところにあった。
ふと道向かいに眼をやると、「和歌山県行政書士会」という看板が目に入ってきた。
「おお、市役所のすぐそばかぁ。なかなかいい立地やんか。京都はその点わかりにくい場所やな。」
などと思いながら、まだ8時だから誰もいないだろうなと入り口を探すと、どうやら一階ではなく上の階のようだ。

それにしても、入居しているビルは、近づいてよく見ると、古いというか汚いというか朽ちかけてるというか、とにかくこんな外観でよく賃貸できてるな?と思うぐらいのものだった。
そのうえ、上階へあがるのにエレベーターがなさそう。
階段は幅が狭くて急勾配だった。

京都の行政書士会の会館も同じだ。
エレベーターがない。
事務局の入り口は外階段で2階だ。
幅が狭く勾配もきつい。

車椅子を拒絶している。
少し足の不自由な人も、上りにくい。
会員である行政書士にも車椅子や障害者はいる。
一般の人もそうだ。

執行部(役員)はみんな頭が悪いとしか思えない。
世間に対して恥ずかしくないのかね?
国民の利便に資することを行政書士法でも定めてるけど、絵に書いた餅以下だ。

私が役員の2年間、何度も「こんなビルはとっとと売り払うか誰かに貸して、駅近の賃貸ビルでいいからバリアフリーの環境に変えよう」と言ったけど、誰も耳を貸さなかったし。
他の役員たちはつまらんビル(資産価値も低い)でも自社ビルということにステータスを感じてる。
全くナンセンス。

ところで、和歌山市役所の道を挟んだ真向かい(南側)は和歌山城だった。
本当に良い立地でしたね。
大阪府庁もすぐそこに大阪城があるし。
「城」をまじかに見るとなんとなく元気が出る。

次、和歌山に行く機会があったら、子どもたちが小さい頃毎年正月に家族で遊びに行った「ポルトヨーロッパ」に寄ってみたいな。
まだあるかな?